2月22日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

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2024年2月23日

2月22日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

目次

◎昨日の注目点

 

・植田日銀総裁が「基調的な物価上昇率は徐々に高まりつつある。基調的物価の上昇に合わせて、適切に金融政策を運営していく。為替はファンダメンタルズに沿って安定的に推移することが重要」「デフレではなくインフレの状態にある」などと述べ、鈴木財務相も「為替市場の動向を高い緊張感持って注視。為替市場、ファンダメンタルズ反映し安定推移が重要」などと述べたが、市場の反応は限定的

・市場が注目していた米半導体大手エヌビディアの好決算を受けて日経平均への寄与度が高い半導体関連株が買われ指数を押し上げ、日経平均は3万9098円で取引を終えて史上最高値を更新した

・2月仏製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値が市場予想を大きく上回ったことにユーロ買いで反応したが、2月独・ユーロ圏製造業PMI速報値が予想を下回ったことが嫌気され反転ユーロは売られた

・トルコ中銀は政策金利を予想通り45.00%に据え置くことを発表し、声明では現在の金利水準が維持されることが示唆された一方、インフレ見通しの重大かつ持続的な悪化が予想される場合には金融引き締めを行う用意があることも示した

・1月25日分の欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨では「委員間で利下げについて議論するには時期尚早であるという幅広いコンセンサス」「金利を早期に引き下げるリスクの方が、遅く引き下げるリスクよりも大きい」などの見解が示された

・前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い内容だったことが分かると全般ドル買いが活発化

・ダウ工業株30種平均は大幅に続伸し、史上最高値を更新し、多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も過去最高値を更新した

・市場予想を上回る四半期決算や業績見通しを発表した米半導体大手エヌビディアが16%超急伸すると、投資家心理が強気に傾き、ハイテク株や半導体株を中心に買いが膨らみ、

・ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は2021年11月以来2年3カ月ぶりの高値で取引を終え

・市場では「AI関連企業の業績成長期待が改めて強まった」「生成AI普及期待が投資マネーの流入を促し、主要国の株高を後押しした」との声が聞かれ、日本やフランス、ドイツの株価指数も史上最高値を更新した

 

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の主要通貨強弱グラフ

 

 


2月23日7:00時点

 

 

 

 

 

 


2月23日7:00時点

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の株価

 

 


2月23日7:00時点

 

 

 

 

 

 


ダウ平均日足チャート

 

 

 

 

 

 


S&P500日足チャート

 

 

 

 

 

 


ナスダック日足チャート

 

 

 

 

 

 

 


日経225日足チャート

 

 

 

 

 

 

 


日経500日足チャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎各国長期金利

 

 


米2年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


米10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


日10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


ドイツ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


スペイン10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


ポルトガル10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


ギリシャ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


イギリス10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


フランス10年債利回りチャート

 

 

 

 

 


トルコ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 


南ア10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


ブラジル10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


メキシコ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


カナダ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 


オーストラリア10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


ニュージーランド10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎商品先物・インデックス先物

 

 


ドルインデックスチャート

 

 

 

 

 

 


VIX指数チャート

 

 

 

 

 

 


WTI原油価格チャート

 

 

 

 

 

 


金価格チャート

 

 

 

 

 

 


銀価格チャート

 

 

 

 

 


銅価格チャート

 

 

 

 

 

 


鉄鉱石価格チャート

 

 

 

 

 

 


CRB指数チャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の要人発言

 

 

植田日銀総裁
基調的な物価上昇率は徐々に高まりつつある
「基調的物価の上昇に合わせて、適切に金融政策を運営していく」
「輸入物価上昇起点の価格転嫁の影響は徐々に和らぎつつある」
企業の賃金設定行動は従来より積極的な動きが見られている
「為替はファンダメンタルズに沿って安定的に推移することが望ましい」
「雇用・賃金が増加するなか、物価も緩やかに上昇する好循環が強まっていく」
「デフレではなくインフレの状態にある」
金利1%上昇で、日銀保有国債の評価損は40兆円程度発生する

鈴木財務相
為替市場の動向を高い緊張感持って注視
「為替、一定のレベルを防衛ラインとして対応打つわけではない」
「政府の物価高対策と日銀の政策は矛盾するものではない」
為替市場、ファンダメンタルズ反映し安定推移が重要

トルコ中銀声明
「国内需要の減速が続いていることを示唆」
「インフレ期待が予測結果の範囲に収束するまで、現在の政策金利水準が維持されると判断」
「インフレ見通しの重大かつ持続的な悪化が予想される場合には、金融政策の姿勢が引き締められる」
「インフレと基調的インフレの指標が注意深く監視され、委員会は価格安定という主要目的に沿って、その処分可能なすべてのツールを断固として使用」

欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨(1月25日分)
「最新の経済活動とインフレの動向は、現在の金融政策スタンスと整合的」
「金融政策が機能していることに自信」
「ディスインフレ過程でさらなる進展が必要であることが確認」
委員間で利下げについて議論するには時期尚早であるという幅広いコンセンサス
「基調的インフレの指標がピークを過ぎた」
金利を早期に引き下げるリスクの方が、遅く引き下げるリスクよりも大きい

ジェファーソン米連邦準備理事会(FRB)副議長
インフレ改善に対応した過剰緩和を警告
利下げは今年後半が適切である可能性が高い
「CPIはインフレが不安定になる可能性が高いことを示唆」
「1月CPIは期待外れ」
「2024年は成長と生産が鈍化すると予想」
「インフレの進展について慎重ながらも楽観的。データを総合的に検討する予定」
「FRBは警戒と機敏さを保つ必要」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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