2020年3月17日
3月16日の記録室 ~株価と金利と要人発言~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
目次
◎昨日の注目点
・米連邦準備理事会(FRB)
・日銀が本日緊急で開いた金融政策決定会合で
・NZ準備銀行(RBNZ)が
・日銀とFRB、欧州中央銀行(ECB)、英中銀(BOE)
・ダウ平均が一時300
・米株(ダウ平均・S&P500)では今年3回目となるサーキットブレーカー発動
・ダウ平均は一時3069ドル下げ、下げ幅は過去最大となり、下
・欧州委員長はEUへの不要不急の渡航禁止30日間を提案
・ドイツは食料品店や薬局などを除く店舗の休業や営業時間の制限などを要請
・マクロン仏大統領 は15日間に渡り国民の移動を非常に厳しく制限すると発表
・カナダは国境を閉鎖(米国の国民と航空機乗務員は対象外)
・G7首脳は緊急テレビ会談後に「(新型コロナウイルス対策
・FRBの緊急利下げや米国の戦略石油備蓄積み増し表明など、原
◎昨日の主要通貨強弱グラフ
◎昨日の株価
◎各国長期金利
◎商品先物・インデックス先物
◎昨日の要人発言
トランプ米大統領
「FRBの緊急利下げには非常に満足している」
「旅行やレストランでの食事を避けるように」
「新型コロナとの闘いは7、8月まで続く可能性もある」
「米国はウィルスの渦中でリセッションに向かうかもしれない」
「ウィルスがなくなれば米国経済はとてつもなく急騰するだろう」
ペンス米副大統領
「新型ウイルスに関する緊急法案の議会通過を要請する」
オアNZ準備銀行(RBNZ)総裁
「さらなる刺激策として量的緩和(QE)が最も効果的な手段であ
「現時点でマイナス金利の導入は予想していない」
「新型肺炎によるNZ経済への悪影響は著しく続くだろう」
パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長
「新型肺炎は米国や世界に深刻な影響を与えている」
「新型肺炎によりインフレは抑制される見通し」
「債券購入は緩和的状況を一段と助長する」
「今週予定されていたFOMCは開かない」
「マイナス金利が米国にとって適切な政策とはみていない」
安倍首相
「本日23時より新型肺炎に関してG7電話会談を行う」
「本日の日銀政策決定会合では西村経済再生相が出席」
「1月までは消費増税の影響は薄らいでいた」
「足もとの経済は厳しい状況になっている」
「何よりも治療薬開発が重要」
「G7の保健、財務相間で定期的なやり取りをすることで一致」
「五輪を完全な形で実現することでG7の支持を得た」
豪準備銀行(RBA)
「債券を購入する用意がある」
「追加の政策措置について19日に発表する予定」
日銀声明
「CPの残高を2.2兆から3.2兆、社債の残高を3.2兆円か
「ETFの保有残高を年間6兆円から12兆円、J-REITを年
「政策金利の据え置きに原田委員、片岡委員が反対」
「景気はこのところ弱い動き」
黒田東彦日銀総裁
「必要あれば追加的な金融措置、躊躇なく講じる」
「新型コロナウイルスの影響は時間差で来る、今後も影響続く」
「(会合を前倒しした理由)年度末控え必要な措置を早急に検討す
「前倒し会合は主要国協調の枠組みの一環」
「国債買い入れ、必要に応じていくらでも増やすことができる」
「マイナス金利の深ぼりは可能だが、企業金融支援・資産購入・流
「金融機関が傷んだリーマンショック時とは違う」
「新型コロナの感染が終息すれば、経済の回復はかなり急速だろう
「中国経済、第2四半期はフル回復してもおかしくない」
「消費低迷もあるが、原油価格の大幅安が物価に下押し圧力の可能
「決定会合後の株安、悲観する必要はない」
「ETF購入、マーケット見て必要な限り12兆円ベースでやって
「円高、経済・物価・金融市場に影響し対応しなければならなくな
フォンデアライエン欧州委員長
「EU内の渡航原則禁止を提案」
「(渡航禁止の)対象外は医療スタッフなど」
クドロー米国家経済会議(NEC)委員長
「米国は750億ドル分の原油を購入する」
「この調整は長期投資家にとっては素晴らしい機会と確信」
G7首脳
「世界の貿易、投資を支援」
「必要な政策を何でもやることで一致」
「金融、財政措置を新型コロナウイルス対策に活用」
トルドー加首相
「国境を閉鎖する(米国の国民と航空機乗務員は対象外)」
米ホワイトハウス
「日本時間4時15分から新型コロナウイルス関連で会見を行う」
マクロン仏大統領
「我々は衛生戦争にいる」
「すべての企業は家から仕事をできるようにする手順を取らなくて
「家族行事なども明日から禁止」
「国民の移動を制限するように段階を引き上げる」
「明日から15日間に渡り国民の移動を非常に厳しく制限する」
「必要不可欠の場合以外は国民は家にとどまるように命令する」
新型感染症拡大の影響を踏まえた金 融緩和の強化について 日銀
1.新型コロナウイルス感染症の拡大などの影響により、世界経済
2.こうした情勢を踏まえ、日本銀行は、企業金融の円滑確保に万
3.このため、本日の政策委員会・金融政策決定会合では、以下の
(1)―層潤沢な資金供給の実施
積極的な国債買入れなどのほか、(2)、(3)の手段も活用しつ
米ドル資金については、本日、日本銀行は、カナダ銀行、イングラ
(2)企業金融支援のための措置
①新型コロナウイルス感染症にかかる企業金融支援特別オペの導入
民間企業債務を担保(約8兆円<2020年2月末>)に、最長1
②CP・社債等買入れの増額(全員一致)
CP・社債等の追加買入枠を合計2兆円設け、CP等は約3.2兆
(3)ETF・J-REITの積極的な買入れ(全員一致)
ETFおよぴJ-REITについて、当面は、それぞれ年間約12
4.次回金融政策決定会合までの金融市場調節方針については、長
短期金利:日本銀行当座預金のうち政策金利残高に▲0.1%のマ
長期金利:10年物国債金利がゼロ%程度で推移するよう、長期国
5.日本銀行は、2%の「物価安定の目標」の実現を目指し、これ
6.日本銀行は、本日の金融緩和措置が、新型感染症拡大への政府