1月30日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

TOP > ファンダ記録室 > 1月30日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

2025年1月31日

1月30日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

目次

◎昨日の注目点

 

・欧州時間発表の10∼12月期ユーロ圏域内総生産(GDP)速報値が予想を下回ったことを受けてユーロ売り・ドル買いが先行

・ ECBは市場予想通り政策金利を0.25%引き下げることを決定し、声明では「ディスインフレのプロセスは順調に進んでいる」「理事会は特定の金利経路を事前にコミットしない」と表明、ラガルドECB総裁が理事会後の会見で「インフレ目標への持続的な回帰に向けた指標が進展」「2025年のうちにインフレ率2%の達成に自信」と述べたことでユーロの買い戻しにつながった

・ラガルド総裁が「利下げを止める議論は時期尚早」と述べ、利下げ継続を示唆するとユーロ買いの勢いは弱まり、トランプ米大統領が合成麻薬フェンタニルを含む複数の理由を挙げて、「カナダとメキシコに25%の関税措置を発動する」と再表明すると、米インフレ再加速への懸念が高まりドル買いが活発化した

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の主要通貨強弱グラフ

 

 


1月31日7:00時点

 

 

 

 

 


1月31日7:00時点

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の株価

 

 


1月31日7:00時点

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の要人発言

 

 

ジョリー・カナダ外相
「関税協議について慎重で楽観的」

氷見野・日銀副総裁
経済・物価見通し実現していけば、それに応じて金融緩和の度合い調整
「実質金利のある世界には距離がある」
「0.5%への利上げ後も実質金利は大幅なマイナス、緩和的な環境は維持される」
「今後もプラス成長続けることは可能ではないか」
実質金利マイナスがずっと続くことはないという議論、日本についても成り立つ
「ショックやデフレ的諸要因が解消された状態なら、実質金利がはっきりマイナスの状態が続くのは普通の姿とは言えない」

欧州中央銀行(ECB)声明
「ディスインフレのプロセスは順調に進んでいる」
インフレはスタッフの予測とほぼ一致した推移を継続。今年中に理事会の中期目標である 2%に戻る見込み
「インフレは依然として高いままだが、これは主に特定のセクターの賃金と物価が過去のインフレの急上昇にかなり遅れて適応しているため」
「しかしながら、賃金の伸びは予想通り緩やかになっており、インフレへの影響を部分的に緩和している」
「最近の金利引き下げにより、企業や家計の新規借り入れコストは徐々に低下している」
「経済は依然として逆風に直面しているが、実質所得の増加と引き締め的な金融政策の影響が徐々に薄れつつあることから、時間の経過とともに需要が回復するだろう」
「理事会はインフレが中期目標の2%で持続的に安定することを確実にする決意」
「理事会は、データに依存し、会合ごとに適切な金融政策スタンスを決定するアプローチを採用」
「理事会の金利決定は入手する経済・金融データ、基調的なインフレの動向、金融政策の波及の強さを考慮したインフレ見通しの評価に基づいて行われる」
「理事会は、特定の金利経路を事前にコミットしない」

南アフリカ準備銀行(SARB、中央銀行)声明
「第4四半期は経済成長の回復が見込まれる」
「インフレ率は2025年前半まで目標レンジの下半分にとどまるだろう」
「インフレ見通しに対するリスクは上方」
「貿易戦争シナリオは世界的なインフレと金利の上昇を示す」

ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁
「経済は短期的に低迷が続く見通し」
労働市場は依然として堅調
「回復の条件は整っている」
「具体的な構造的措置を講じる必要がある」
サービスインフレは高止まり
「インフレ率の上昇は予想通り」
賃金圧力は引き続き緩和される見込み
「インフレ率は2%の目標で落ち着くだろう」
経済見通しに対するリスクは下振れ方向
「大半の長期的な物価指標は引き続き2%前後」
「関税は世界経済を弱める可能性がある」
賃金上昇、利益上昇はインフレ上昇リスク
「地政学、気候もインフレ上昇リスク」
「世界の貿易摩擦はインフレ見通しを不確実にする」
利下げをどこで止めるかの議論は時期尚早
「次の措置は今後のデータ次第」
0.50%の利下げは全く議論されなかった
「2025年のうちにインフレ率2%の達成に自信」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

RECOMMEND