7月12日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

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2023年7月13日

7月12日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

目次

◎昨日の注目点

 

・ニュージーランド準備銀行(RBNZ)は市場予想通り政策金利を5.50%に据え置き、声明文では「政策金利は当面制限的な水準を維持する必要がある」「国内のインフレ率はピークから低下し続け、それに伴い期待インフレ率も低下すると予想」などの見解が示されインフレがこのまま低下するとの予想が発表したことからNZドルは弱含んだ

・日銀がイールドカーブ・コントロール(YCC)を修正するのではとの思惑が一段と高まり、輸出関連株を中心に売りがすすみ日経平均株価は410円超安まで下押しした

・6月米消費者物価指数(CPI)が前月比0.2%/前年同月比3.0%と予想の前月比0.3%/前年同月比3.1%を下回ったことが伝わると、米金利の低下とともに全般ドル売りが進行、米10年債利回りが3.84%台まで低下したことも相場の重しとなり、ドル円は1時前に一時138.16円と5月22日以来の安値を付けた

・カナダ銀行(BOC)は市場予想通り政策金利を現行の4.75%から5.00%に引き上げることを決めたと発表し、声明では「コアインフレの動向と物価見通しを引き続き評価する」「超過需要やインフレ期待、賃金の伸び、企業の価格戦略が物価目標の達成に整合的かどうかをとりわけ慎重に見極める」との文言を維持、マックレムBOC総裁は会見で「必要に応じて、再度利上げする準備ができている」と述べ、利上げ継続の可能性も示唆した

 

 

 

 

 

 

◎昨日の主要通貨強弱グラフ

 

 


7月13日6:00時点

 

 

 

 

 

 

 

 


7月13日6:00時点

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の株価

 

 

 


7月13日6:00時点

 

 

 

 

 

 

 


ダウ平均日足チャート

 

 

 

 

 

 

 


S&P500日足チャート

 

 

 

 

 

 

 

 


ナスダック日足チャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 


日経225日足チャート

 

 

 

 

 

 

 

 


日経500日足チャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎各国長期金利

 

 


米2年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 

 


米10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 


日10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 

 


ドイツ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


イタリア10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 

 


スペイン10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ポルトガル10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ギリシャ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 


イギリス10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 

 


フランス10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 

 


トルコ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 

 


南ア10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


ブラジル10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 


メキシコ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 


カナダ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 

 


オーストラリア10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 

 


ニュージーランド10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎商品先物・インデックス先物

 

 


ドルインデックスチャート

 

 

 

 

 

 

 

 


VIX指数チャート

 

 

 

 

 

 

 

 


WTI原油価格チャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 


金価格チャート

 

 

 

 

 

 

 

 


銀価格チャート

 

 

 

 

 

 

 

 


銅価格チャート

 

 

 

 

 

 

 

 


鉄鉱石価格チャート

 

 

 

 

 

 

 


CRB指数チャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の要人発言

 

 

ニュージーランド準備銀行(RBNZ)声明
政策金利は当面制限的な水準を維持する必要がある
国内のインフレ率はピークから低下し続け、それに伴い期待インフレ率も低下すると予想
「個人消費の伸びは鈍化し、住宅建設活動は減少」
「住宅価格はより持続可能な水準に戻っている」
「労働力不足は最近の移民増加の影響もあり、緩和され始めている
「最近のデータは、金融引き締めが予想通り国内支出を抑制していることを示唆」

ロウ豪準備銀行(RBA)総裁
「インフレは複雑な様相を呈しており、先行きに大きな不透明感がある」
「金融政策にまだやるべきことがあるかどうかは、まだわからない
インフレ目標を達成するためには、さらなる引き締めが必要となる可能性がある
「金融政策にはやるべきことがまだあるのか、判断が分かれる」
8月の会合では、理事会は最新の経済予測と新たなデータを入手する予定
「金融政策は遅れを伴いながら機能しており、完全な効果はまだ現れていない」
「今後数年間は経済成長が鈍化し、インフレ率が目標に戻るには時間がかかるだろう」
「合理的な期間内にインフレ率を目標に戻す決意」
2024年は11回ではなく、8回の理事会を予定

イングランド銀行(BOE)金融安定報告書
「金利上昇は銀行のリスクを高める」
「海外投資家はより慎重になっている」
「英経済は金利リスクにこれまでのところ持ちこたえている」

ベイリー英中銀(BOE)総裁
「利上げによって金融システムにストレスが生じている」
「利上げの完全な影響が表れるまでには時間がかかる」

バーキン米リッチモンド連銀総裁
「手を引くのが早過ぎれば、後にさらなる行動が必要になるだろう

 

カナダ銀行(BOC、カナダ中央銀行)声明
エネルギー価格と商品価格の低下により、世界的なインフレは緩和しつつある
しかし、旺盛な需要と逼迫した労働市場により、サービス分野では持続的なインフレ圧力が生じている
「経済成長は予想よりも力強く、特に米国では消費者と企業の支出が驚くほどの回復力を示している」
「ユーロ圏の成長は事実上停滞しており、サービス部門は成長を続ける一方、製造業は縮小している」
「主要中銀はインフレ抑制のためさらなる利上げが必要になる可能性があることを示唆」
「北米と欧州では債券利回りが上昇し、世界的な金融情勢が引き締まった」
「超過需要とコアインフレの上昇がいずれもより持続的であること、経済活動とインフレの修正見通しを考慮し、理事会は政策金利を5%に引き上げることを決定した」
「量的引き締めは、金融政策の制限的なスタンスを補完し、バランスシートを正常化している」
引き続きコアインフレの動向とCPIインフレの見通しを評価
「特に、超過需要の推移、インフレ期待、賃金上昇率、企業の価格設定行動が2%のインフレ目標の達成と一致しているかどうかを評価する」
「中銀は国民の物価安定を回復するという決意を貫く」
「カナダのインフレ率は5月に3.4%に低下したが、昨年夏のピーク8.1%からは大幅かつ歓迎すべき低下となった」
これまでのところ、CPIインフレ率はほぼ予想通りに低下している
ただ、その勢いはエネルギー価格の低下によるものであり、基調的なインフレの緩和によるものではない
「昨年の大幅な物価上昇を考えると、CPIインフレ率の短期的な下降の勢いは小さくなるだろう」
「昨年9月以来、3カ月のコアインフレ率は3%半から4%程度で推移しており、根底にある物価圧力は予想よりも根強いようだ」
カナダ経済は予想よりも好調で、需要の勢いも増している
「累積的な金利上昇を受けて個人消費が鈍化すると予想している」

マックレム・カナダ銀行(中央銀行、BOC)総裁
商品やサービスにおいて依然として大幅な価格上昇が見られる
政策金利をさらに引き上げる用意がある
「引き締め不足と過剰引き締めのリスクバランスを図る」
「さらなるデータを待つよりも遅延のコストが大きかった」
「当局者らは金利据え置きについても議論し、さらなるデータを検討」
必要に応じて、再度利上げする準備ができている

米地区連銀経済報告(ベージュブック)
「全体的な経済活動は若干拡大した」
「5地区が僅か、もしくは中程度の成長を報告。5地区が変わらず、2地区が僅か、もしくは中程度の減少を報告した」
「消費支出に関する報告はまちまち」
「製造業活動は半分の地区で僅かに拡大したが、残りの半分では縮小した」
住宅用不動産の需要は、住宅ローン金利の上昇にも関わらず、引き続き堅調
「今後数カ月間の全体的な経済見通しは、総じて引き続き緩やかな成長」
「ほとんどの地区で雇用の伸びは僅かに増加した」
労働需要は引き続き健全
「雇用主からは引き続き、特に医療、運輸、ホスピタリティの分野、および一般に高度なスキルを必要とする職種で労働者を見つけるのが困難との報告」
賃金の上昇は続いたものの、より緩やかなものとなった
「複数の地区からは賃金上昇率がパンデミック前の水準に戻っているか、それに近づいているとの報告」
価格は全体的に緩やかなペースで上昇し、一部の地区では上昇ペースが鈍化したとの報告

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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