9月16日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

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2020年9月17日

9月16日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

目次

◎昨日の注目点

 

・バイトマン独連銀総裁がドイツ国内で批判が目立つ欧州中央銀行(ECB)の債券買い入れについて擁護したことが関係者筋の話で分かったほか、デコス・スペイン中銀総裁も「必要に応じてなお追加緩和の余地がある」と述べたことで、ECBが一段の緩和政策を進めるのではとの思惑が高まっていることも材料視されユーロは下落

・英与党・保守党内でも物議を醸している「国内市場法案」について、ジョンソン英首相が譲歩する用意があるとの一部報道が伝わったほか、政府側と保守党で妥協点を見出したのではないかと報じられたことがポンド買い要因となっている

・米連邦公開市場委員会(FOMC)は市場予想通りにFFレート誘導目標を0.00-0.25%で据え置き、同時に発表した金利見通しでは2023年までゼロ金利を維持する方針を示し、声明文で「リスクが生じた場合には適切に金融政策のスタンスを調整する用意」と緩和スタンスの維持を示唆

・パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の定例記者会見では、先行きに関して慎重な見方が示されたが、イールドカーブ・コントロール(YCC)やマイナス金利について踏み込んだ発言もなかった

・FOMCで2023年までのゼロ金利政策維持が明らかになると米株価指数は上昇、その後は材料出尽くしとしてハイテク株を中心に手仕舞い売りが持ち込まれ利益確定売りが優勢となった

 

 

 

 

 

◎昨日の主要通貨強弱グラフ

 

 


9月17日6:00時点

 

 

 

 

 

 

◎昨日の株価

 

9月17日6:00時点

 

 

 

 ダウ平均日足チャート

 

 

 

 S&P500日足チャート

 

 

 

 ナスダック日足チャート

 

 

 

 日経225日足チャート

 

 

 

 

 

 

◎各国長期金利

 

 米10年債利回りチャート

 

 

 

 日10年債利回りチャート

 

 

 

 

 ドイツ10年債利回りチャート

 

 

 

 イタリア10年債利回りチャート

 

 

 

 スペイン10年債利回りチャート

 

 

 

 ポルトガル10年債利回りチャート

 

 

 

 ギリシャ10年債利回りチャート

 

 

 

 イギリス10年債利回りチャート

 

 

 

 フランス10年債利回りチャート

 

 

 

 トルコ10年債利回りチャート

 

 

 

 南ア10年債利回りチャート

 

 

 

 ブラジル10年債利回りチャート

 

 

 

 カナダ10年債利回りチャート

 

 

 

 オーストラリア10年債利回りチャート

 

 

 

 ニュージーランド10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

◎商品先物・インデックス先物

 

 ドルインデックスチャート

 

 

 

 

 VIX指数チャート

 

 

 

 WTI原油価格チャート

 

 

 

 金価格チャート

 

 

 

 鉄鉱石価格チャート

 

 

 

 銅価格チャート

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の要人発言

 

トランプ米大統領
「新型コロナウイルスのワクチンは3-4週間後に完成する可能性がある」

NZ財務省(総選挙前の経済及び財政見通し)
「6月四半期のGDPは-16%予測(予算発表時の予測は-23.5%)」
「2020年GDP予測は-3.1%、2021年GDP予測は-0.5%」
「2020年の純負債はGDP比で27.6%(予算発表時はGDP比で30.2%)」
「2020年の現金残高は236.92億NZドル」
「失業率は最大7.8%と予測(予算発表時は9.8%と予測)」

フォンデアライエン欧州委員会委員長
財政支援を停止する時期ではない

デコス・スペイン中銀総裁
より強いユーロは、欧州の輸出企業にマイナスとなる
将来的には、ECBによる追加緩和策の可能性
「ECBは、あらゆる緩和政策を採りうる」

菅首相
「今取り組むべき最優先課題は新型コロナ対策」
「来年前半までに、すべての国民に配付するワクチンの確保目指す
「観光・飲食・商店街などコロナでダメージ受けた方を支援していく」
金融緩和・財政など3本の柱のアベノミクス継承し、一層の改革進める
「ポストコロナの社会を構築し、改革を進め必要な投資行う」
「拉致問題解決に全力を尽くす」

シュナーベル欧州中央銀行(ECB)専務理事
我々は、ユーロドル相場を目標にしていない

アイルランド財務相
アイルランドはハードブレグジットによる深刻な結果にも対処する能力がある

英政府
「商業テナントの立ち退きリスクを20年末まで保護する」

17日00:12 米保健福祉省(HHS)高官
「来年4月までには全ての米国民が新型コロナワクチンを接種できるだろう」

ホルツマン・オーストリア中銀総裁
マイナス金利は中長期的にみて有害
マイナス金利は不均衡を助長する

ジョンソン英首相
EUは北アイルランドについて誠実に交渉していない
国内市場法案はEUの不誠実から守るものである
「合意なしなら、EUに対して恐ろしい関税をかけると警告するだろう」

 

米連邦公開市場委員会(FOMC)声明
「FRBはこの困難な時期に米国経済を支援するためにあらゆる手段を駆使し、それによって雇用の最大化と物価安定の目標を推進することを約束」
「新型コロナウイルスの感染拡大は、米国および世界中で多大な人的および経済的苦難をもたらたしている」
「経済活動と雇用はここ数ヶ月で回復しているが、年初の水準を大きく下回ったまま」
「需要低迷と原油価格の大幅な下落は、消費者物価の上昇を抑えている」
「委員会は、長期的には雇用とインフレ率の最大値を2%で達成することを目指している」
インフレ率がこの長期目標を下回り続けているため、委員会は、インフレ率が長期的に平均して2%となり、長期的なインフレ期待が2%にしっかりと固定されるように、しばらくの間はインフレ率が2%よりも緩やかに上昇することを目標
当委員会は、これらの成果が達成されるまでは、緩和的な金融政策スタンスを維持
労働市場の状況が最大雇用率に関する委員会の評価と一致する水準に達し、インフレ率が2%に上昇し、しばらくの間は2%を緩やかに超える軌道に乗るまでは、この目標範囲を維持することが適切であると予想
「円滑な市場機能を維持し、緩和的な金融状況を促進し、それによって家計や企業への信用の流れを支えるために、今後数ヶ月間、連邦準備制度理事会は、少なくとも現在のペースで財務省証券と機関投資家向け住宅ローン担保証券の保有を増加させていく」
「金融政策の適切なスタンスを評価するにあたり、今後も、経済見通しに対する情報の流入の影響を注視」
「当委員会の目標達成を阻害するようなリスクが生じた場合には、適切に金融政策のスタンスを調整する用意」
「委員会の評価では、公衆衛生、労働市場の状況、インフレ圧力やインフレ期待、金融・国際情勢など、幅広い情報を考慮」
カプラン総裁とカシュカリ総裁が反対票を投じた

パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長
「FRBは本日、声明で重要な変更を行った」
「FRBは政策目標達成のために強くコミット」
「一部の消費財価格が上昇しているにも関わらず、全体的なインフレは変わらない」
「人々が安全と感じるまでは経済の完全回復の可能性は低い」
「経済の見通しは極めて不安定」
「経済はさらなる財政・金融サポートを必要としている可能性」
「必要に応じて資産買い入れを調整する用意」
「緩やかな物価水準、2%を大幅に超えるという意味ではない」
「最大雇用は広範かつ包括的な目標」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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