9月4日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

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2024年9月5日

9月4日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

目次

◎昨日の注目点

 

・前日の米国株式市場でエヌビディアなどハイテク株が軒並み安となったことを受け、東京市場でも半導体関連株など幅広い銘柄に売りが波及し、日経平均株価は-1638.70円と年初来3番目の下げ幅となった

・株価下落によるリスクオフが進み円独歩高

・市場の注目が集まっていた7月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数が767.3万件と予想の810.0万件を下回ったうえ、前月の数値が下方修正されたことが分かると、米金融当局による大幅利下げ観測が高まり、米長期金利が低下し、全般ドル売りが広がると、取引終了間際にドル円は一時143.71円まで値を下げた

・カナダ中銀(BOC)は市場予想通り政策金利を4.50%から4.25%に引き下げることを決めたと発表し、声明では「政策は今後得られる情報や、それらがインフレの見通しに対して及ぼす影響を評価しながら決定する」と指摘し、引き続き慎重に運営を進める考えを示した

・マックレムBOC総裁は会見で「経済が減速し過ぎてインフレ率が下がり過ぎるリスクに一層警戒する必要がある。インフレが目標を上回ることと同じくらい、目標を下回ることも懸念している」と発言

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の主要通貨強弱グラフ

 

 


9月5日6:00時点

 

 

 

 

 

 


9月5日6:00時点

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の株価

 

 


9月5日6:00時点

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ダウ平均日足チャート

 

 

 

 

 

 

 


S&P500日足チャート

 

 

 

 

 

 

 

 


ナスダック日足チャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 


日経225日足チャート

 

 

 

 

 

 

 

 


日経500日足チャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎各国長期金利

 

 


米2年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 

 


米10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 

 


日10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 

 


ドイツ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


イタリア10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


スペイン10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


ポルトガル10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


ギリシャ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


イギリス10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


フランス10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 

 


トルコ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


南ア10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


ブラジル10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


メキシコ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 

 


カナダ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


オーストラリア10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 

 


ニュージーランド10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎商品先物・インデックス先物

 

 


ドルインデックスチャート

 

 

 

 

 

 

 


VIX指数チャート

 

 

 

 

 

 

 


WTI原油価格チャート

 

 

 

 

 

 


金価格チャート

 

 

 

 

 

 


銀価格チャート

 

 

 

 

 

 

 


銅価格チャート

 

 

 

 

 

 

 

 


鉄鉱石価格チャート

 

 

 

 

 

 


CRB指数チャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の要人発言

 

 

チポローネECB専務理事
「欧州中央銀行(ECB)の政策は、ユーロ圏のインフレ率が引き続き鈍化していることからは追加利下げが可能になる」
「ECBの政策は、過度に制約的になるリスクがある」

カナダ銀行(BOC、カナダ中央銀行)声明
「世界経済は第2四半期に約2.5%成長し、7月の予測と一致」
「米国では、消費が牽引し経済成長は予想を上回ったが、労働市場は減速している」
「ユーロ圏の成長は観光業やその他サービス業によって押し上げられたが、製造業は軟調だった」
「両地域のインフレは引き続き緩やかである」
「カナダドルは、主に米ドル安を反映して小幅に上昇している」
「原油価格は7月に想定されていたよりも低い」
カナダの第2四半期の経済成長率は2.1%。これは7月予測よりわずかに高い数値
「労働市場は引き続き減速しており、ここ数カ月の雇用状況はほとんど変化していない」
「ただ、賃金の伸びは生産性に比べて高い水準を維持している」
予想通り、インフレ率は7月にさらに鈍化し、2.5%となった
住宅価格の高騰は依然としてインフレ率全体の最大の要因だが、鈍化し始めている
「他のサービスでもインフレ率は依然として高いままである」
「幅広いインフレ圧力が引き続き緩和していることから、理事会は政策金利をさらに0.25%引き下げることを決定した」
「経済における過剰供給は引き続きインフレ率に下押し圧力をかけており、住宅価格やその他サービスの価格上昇はインフレ率を押し下げている」
「金融政策の決定は、今後得られる情報と、それがインフレ見通しに与える影響に関する当行の評価に基づいて行われる」
「物価安定を回復するという確固たる決意を維持」

ボスティック米アトランタ連銀総裁
「労働市場が徐々に緩和する中でソフトランディングの可能性を予測」
「賃金上昇は物価安定に寄与する水準に後退」
「ビジネス関係者によると、労働市場は緩和傾向にあるものの、依然として概ね安定している」
現在はインフレと同等に最大雇用目標を重視している
「インフレリスクが引き続き低下するよう、FRBは警戒を怠らない必要がある」
リスクが残っているため、インフレに対する勝利を宣言する準備はまだできていない
「価格圧力は急速に、そして広範囲に減少している」
「ビジネス関係者の間ではパニックは起きていないが、経済と労働市場は勢いを失っていると述べている」
「最近のインフレ報告は、インフレが2%への持続可能な道を進む可能性が高いという自信を強めている」
「経済のソフトランディングは近いかもしれない」
「制限的な政策スタンスを長く維持してはならない」

マックレム・カナダ銀行(中央銀行、BOC)総裁
25ベーシス・ポイント(bp)の引き下げに強いコンセンサスがあった
引き下げペースの減速や50bpの引き下げなど、様々なシナリオについて議論した
「インフレ率はまだ目標を上回っている」
「現時点では、25bpの引き下げが適切と思われる」
FRBとの金利差による為替レートへの大きな影響は見られない

 

米地区連銀経済報告(ベージュブック)
「米経済活動は3地区でわずかに拡大した一方、横ばいまたは縮小したと報告した地区の数は5地区から9地区に増加した」
「雇用は全体的に安定していたが、企業が必要なポジションのみを埋め、勤務時間やシフトを減らし、または人員削減によって雇用全体を下げたという報告が散発的にあった。それでもレイオフの報告はまれだった」
「全体として、賃金の伸びは緩やかだった」
「製造業活動はほとんどの地区で減少し、2地区はこれらの減少はセクターの継続的な縮小の一部であると指摘した」
「ほとんどの地区で住宅販売の軟調さが示された」
「今後数カ月間は経済活動が安定または多少改善すると全般的に予想しているものの、3地区は若干の減少を予想」
雇用はここ数週間、概ね横ばいから若干の上昇となった
5地区では全体の従業員数が若干または緩やかな増加となったが、いくつかの地区では企業がシフトや勤務時間を削減し、募集中の職種を空席のままにしたり、自然減で従業員数を減らしたりしたと報告
「雇用主は需要と不透明な経済見通しへの懸念を理由に、採用においてより慎重になり、従業員数を増やす可能性は低くなった」
「全体として、賃金は最近の報告書で説明されている減速傾向に沿って緩やかなペースで上昇した」
「全体として、物価は緩やかに上昇した」
「ただ、3地区では販売価格のわずかな上昇のみが報告された」
「多くの地区では、輸送費と保険料の両方が引き続き上昇していると報告」
「今後数カ月で価格とコスト圧力が安定するか、さらに緩和すると予想」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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