9月8日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

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2021年9月9日

9月8日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

目次

◎昨日の注目点

 

・欧米株相場の下落を背景にリスク・オフのドル買いが優勢となり、一時1.1802ドルと日通し安値を更新、市場では「明日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会を前に、ポジション調整目的の売りが出た」との見方も出ている

・ジョンソン英首相が前日に医療・社会福祉分野での財源不足に対応するため、増税計画を発表したことも引き続き相場の重しとなりポンド下落、MPCメンバーからは「インフレ上昇は一時的」との認識が改めて示された一方、ベイリー英中銀(BOE)総裁やブロードベント副総裁からは「実施するにはまだ早いが、利上げの最低条件は満たした」との発言が伝わると、次第に買い戻しが優勢となりポンドは上昇

・カナダ銀行(中央銀行)は政策金利である翌日物金利の誘導目標を予想通り過去最低の0.25%に据え置くとともに、毎週の国債純買い入れ額を20億カナダドルに維持することを決定

・カブジュオール・トルコ中銀総裁が(8月に鈍化した)コア・インフレ率の重要性を強調し、早期の利下げ観測が高まったことからトルコリラは下落

・米連邦準備理事会(FRB)が公表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)では「新型コロナウイルス感染再拡大で景気回復に影響が出るとの懸念が増大する中、米経済活動は緩やかなペースにやや減速した」との認識が示された

・米10年債入札が「好調だった」と伝わると、米長期金利が低下幅を拡大

・ハリケーン「アイダ」の影響によりメキシコ湾沖での石油生産が通常の8割ほど停止していることを明らかになり、生産停止は今後も数週間続くと見られており、供給ひっ迫懸念が市場で広まり原油価格は上昇

 

 

 

 

 

◎昨日の主要通貨強弱グラフ

 

 


9月9日6:00時点

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の株価

 

 


9月9日6:00時点

 

 

 

 

 


ダウ平均日足チャート

 

 

 

 

 


S&P500日足チャート

 

 

 

 

 


ナスダック日足チャート

 

 

 

 

 

 


日経225日足チャート

 

 

 

 

 

 


日経500日足チャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎各国長期金利

 

 


米10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


日10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


ドイツ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


イタリア10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


スペイン10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


ポルトガル10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


ギリシャ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


イギリス10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


フランス10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


トルコ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


南ア10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


ブラジル10年債利回りチャート

 

 

 

 

 


メキシコ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 


カナダ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


オーストラリア10年債利回りチャート

 

 

 

 


ニュージーランド10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎商品先物・インデックス先物

 

 


ドルインデックスチャート

 

 

 

 

 

 


VIX指数チャート

 

 

 

 

 


WTI原油価格チャート

 

 

 

 

 


金価格チャート

 

 

 

 

 

 


銀価格チャート

 

 

 

 

 


銅価格チャート

 

 

 

 

 


鉄鉱石価格チャート

 

 

 

 

 

材木価格チャート

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の要人発言

 

 

中国軍
「米軍艦がミスチーフ礁付近の海域に侵入した」

エルドアン・トルコ大統領
「カブールの国際空港を巡る問題で明るい進展はない」

イエレン米財務長官
債務上限の回避措置は10月中に尽きる公算が大きい

カナダ銀行(BOC、カナダ中央銀行)声明
毎週の国債の純買い入れ目標を20億カナダドルで維持
「世界経済の回復は、米国の力強い成長に牽引されて第2四半期まで続き、第3四半期に向けて堅調な勢いを見せた」
ただ、サプライチェーンの混乱により一部セクターで活動が抑制
「多くの地域で新型コロナウイルスが拡大しているため、世界的な回復の強さにリスクが生じた」
理事会は回復には引き続き大規模金融政策が必要であると判断
2%インフレ目標の持続的達成のため政策金利を下限で維持
現時点の予測では、政策金利維持は2022年後半まで継続
「量的緩和プログラムは引き続きこのコミットメントを強化し、イールドカーブ全体で低金利を維持」
「債券購入ペースについての決定は回復の強さと理事会の継続的な評価によって導かれる」
「今後も回復を支え、インフレ目標を達成するために、適切な金融政策刺激策を提供」
「GDPは第2四半期に約1%縮小し、7月予測よりも弱かった」
「労働市場の不均一性は減少したものの、かなりの緩みが残っている」
新型コロナ第4波と継続的な供給のボトルネックが回復を圧迫する可能性があるものの、2021年下半期には経済が強化されると予想
「インフレ押し上げ要因は一時的なものであると予想」
「ただ、持続性と規模は不確実で、綿密に監視する」
「賃金上昇は緩やかであり、中期的なインフレ期待は依然として抑制されている」

ラムスデン・イングランド銀行(英中銀、BOE)副総裁
「目標を上回る現在のインフレは一時的である可能性」
私はデフレシナリオよりもインフレシナリオを優先

ベイリー英中銀(BOE)総裁
「経済回復は短期的に横ばい」
「インフレが持続する可能性は低い」
「商品価格が上昇し続ける可能性は低い」
「サプライチェーンのボトルネックは解決すると予想」
市場曲線はある程度の利上げを示唆
最低限の条件は満たしたと考えるが、利上げを実施するには十分ではない

テンレイロ英金融政策委員会(MPC)委員
「今後のインフレ率の上昇は一時的なものであるとする8月MPC見通しに同意」
マイナス金利が緩和手段として利用できるため、QE縮小を早期に開始することも可能
「テーパリングが予測可能な形で実施されるならば、市場への影響は小さいだろう」

ブロードベント英中銀(BOE)副総裁
利上げの最低条件は満たされたと思うが、中期的な視点を重視する必要がある

ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁
経済が予想通り改善すれば、年内のテーパリングが適切となる可能性
「資産買い入れ終了後も金融政策のスタンスは回復を支援」
「労働市場のさらなる改善を確認したい」
「来年はインフレ率が2%に戻ると予想」
「成長ペースは前半に比べてやや鈍化している」
「最大の雇用に戻るにはまだ長い道のり」
「現在、資産価格は非常に高い」

米地区連銀経済報告(ベージュブック)
米経済活動はやや緩やかなペースにシフトした
「経済活動の減速は、主にほとんどの地区での外食、旅行、観光の後退が要因」
一部の地区では、自動車以外の小売売上高の伸びがやや鈍化した
「いくつかの地区では賃金上昇が指摘された」

ホワイトハウス
我々の期待と希望は、議会が期限前に債務上限について決定すること

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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