9月9日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

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2021年9月10日

9月9日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

目次

◎昨日の注目点

 

・マックレムBOC総裁の発言「量的緩和による景気刺激策を継続する必要がない時期に近づいている」によりカナダドル買いを強めた

・米労働省が発表した前週分の米新規失業保険申請件数は31.0万件と予想の33.5万件より強い内容となり、昨年の新型コロナウイルス感染拡大以降の最少を更新

・中国が戦略原油備蓄を放出したことに対する影響が懸念され、原油価格は一時67ドル半ばまで急落

・好調な米30年債入札をきっかけに債券買いが広がり、米10年債利回りは一時1.3%を割り込み1.28%まで下げた

・ドル安が進み割安感が進んだことや、米長期金利が低下幅を広げると、金利のつかない金の価値が相対的に高まり1800ドル台まで持ち直した

・ECBが現行の1兆8500億ユーロ規模のパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の買い入れ規模を、月間800億ユーロから小幅縮小すると発表、ラガルドECB総裁が理事会後の会見で「PEPP購入ペース減速はテーパリングではなく、微調整」「ECBは次の動きについて議論していない」との考えを示すとユーロ売りが優勢

 

ECB理事会

・預金金利は-0.5%に維持され、メインの借り換え率は0%に維持
・インフレの上昇は一時的
・APPに基づく純購入は、月間200億ユーロのペースで継続。
・少なくとも2022年3月末まで、コロナウイルスの危機段階が終わったと判断するまで、PEPPの下で総資産1兆8,500億ユーロの純資産購入を継続。
・資金調達状況とインフレ見通しの共同評価に基づいて、理事会は、PEPPの下での純資産購入のペースを前の2四半期よりも適度に低くすることで、良好な資金調達条件を維持できると判断。

 

 

 

◎昨日の主要通貨強弱グラフ

 

 


9月10日6:00時点

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の株価

 

 


9月10日6:00時点

 

 

 

 

 


ダウ平均日足チャート

 

 

 

 

 


S&P500日足チャート

 

 

 

 

 


ナスダック日足チャート

 

 

 

 

 

 


日経225日足チャート

 

 

 

 

 

 


日経500日足チャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎各国長期金利

 

 


米10年債利回りチャート

 

 

 

 

 


日10年債利回りチャート

 

 

 

 

 


ドイツ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 


イタリア10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


スペイン10年債利回りチャート

 

 

 

 

 


ポルトガル10年債利回りチャート

 

 

 

 

 


ギリシャ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


イギリス10年債利回りチャート

 

 

 

 

 


フランス10年債利回りチャート

 

 

 

 

 


トルコ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 


南ア10年債利回りチャート

 

 

 

 

 


ブラジル10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


メキシコ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 


カナダ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 


オーストラリア10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


ニュージーランド10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎商品先物・インデックス先物

 

 


ドルインデックスチャート

 

 

 

 


VIX指数チャート

 

 

 

 

 


WTI原油価格チャート

 

 

 

 

 


金価格チャート

 

 

 

 

 


銀価格チャート

 

 

 

 

 


銅価格チャート

 

 

 

 

 

 


鉄鉱石価格チャート

 

 

 

 

 

材木価格チャート

 

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の要人発言

 

カプラン米ダラス連銀総裁
9月のテーパリング発表、10月開始をデータは示している
「成長が今後数年間で2%のトレンドに減速しても驚かない」

ボスティック米アトランタ連銀総裁
「年内にテーパリング(資産購入の段階的縮小)が開始される可能性は残されている」

欧州中央銀行(ECB)声明
パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)のペースをやや減
「インフレ率は一時的に目標をやや上回る可能性がある」
パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)は少なくとも2022年3月末まで継続
PEPPの購入債券は少なくとも2023年末まで再投資

ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁
経済は年末にはコロナ危機前の水準を回復するだろう
「景気回復の改善はますます進んでいる」
インフレ見通しはやや上向きに修正された
「労働市場は急速に改善している」
「2021年GDP見通しは5.0%(前回は4.6%)」
「2022年GDP見通しは4.6%(前回は4.7%)」
「2023年GDP見通しは2.1%(前回は2.1%)」
「2021年インフレ見通しは2.2%(前回は1.9%)」
「2022年インフレ見通しは1.7%(前回は1.5%)」
「2023年インフレ見通しは1.5%(前回は1.4%)」
欧州中央銀行(ECB)は、テーパリングではなく、微調整を行

ディアスデレオン・メキシコ中銀総裁
「ビットコインは決済手段というよりもボラティリティの高い投資のようなもの」

欧州中央銀行(ECB)筋
政策担当者は、PEPPの月ベース購入目標額を600億ユーロから700億ユーロの間で柔軟に対応することで合意

マックレム・カナダ銀行(BOC)総裁
量的緩和による景気刺激策を継続する必要がない時期に近づいている
「テーパリングの時期は経済情勢次第」
少なくとも利上げまでは、QEで得た資金を再投資していく

ボウマン米連邦準備理事会(FRB)理事
予想通りのデータが得られれば、今年中にテーパリングを開始することが適切
「物価安定に関し、大きな進歩を遂げた」
「雇用の実質的進展という目標に非常に近づいている」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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