2020年1月8日
イラン革命防衛隊が反撃のミサイル発射! 「1月8日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は中東リスクに関する追加ヘッドラインが出てこないことで様子見の状況。
東京市場~欧州に関してはリスクオフで売られたものが調整の買い戻しが入った状況でした。
ただ、リスクオフの流れは続いているようで、オセアニア通貨売り、ドル・円買いが出てきていました。
本日も昨日同様の動きになるかと思いきや、東京市場オープン前の薄商い時間にイラン革命防衛隊がミサイル発射とのヘッドラインが出てきてクロス円が急落しています。
東京市場以降、追加ヘッドラインとヘッドライン消化の動きが気になります。
目次
◎本日の注目点
1)中東リスク
昨日は中東リスクの続報が出てこなかったことから様子見の展開でしたが、先ほどイラン革命防衛隊が数十発のミサイル発射というヘッドラインが出てきたことで再度リスクオフに傾いています。
イランでは殺害された司令官の葬儀が終わりったことで、反撃開始なのかもしれません。
今度は米軍(トランプ大統領)が反撃に出るのか、反撃内容は何なのかが注目されます。
また、周辺諸国の対応、特にNATO加盟国や中国・ロシアの動向に注目です。
ドル円は108円下に実需買いが並んでいるとの情報があります。
正月明けの108円割れもすぐに押し戻されました。
ここを明確に割り込んでくるためには、もう少しインパクトのある材料が欲しいところで、米軍の報復などが出てくれば抜けていくのではないかと見ています。
中東情勢次第でリスクオフが加速するかどうか注目されています。
2)ADP雇用統計
昨日のISM非製造業景況指数は予想を若干上回り、米金利は若干上昇、中東リスクがあるため上値は重い状況ですが、ドル円は108.50を超えてきました。
今週の注目指標の一つ雇用統計の前哨戦ADP雇用統計で弱い結果が出てきた場合、リスクオフと相まってドル円下落が加速する可能性があるので気を付けておきたいと思います。
3)英国議会
中東リスクに注目が集まり、英国議会でも中東リスクの話が出ている模様、英軍は自国タンカー防衛のためホルムズ海峡に展開しているとの情報もあります。
中東関連の話が出ているものの、離脱関連法案も時間がないので同時進行で審議採決が行われています。
ポンドは昨日大きく買われたかと思うと、その後失速し行って来いの状況です。
ヘッドライン1つで大きく動くため、欧州時間~NY時間は要注目です。
◎本日のイベントスケジュール
1月8日(水曜日)
英下院、欧州連合(EU)離脱関連法案の審議開始(9日まで)
09:30 AUD 豪建築許可件数
17:30 GBP Halifax住宅価格指数
17:30 SEK スウェーデン小売売上高
19:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数
22:00 EUR デギントスECB副総裁
22:15 USD ADP雇用統計
00:00 USD ブレイナードFRB理事発言
00:30 USD 原油在庫量
03:00 USD 10年債入札
05:00 USD 消費者信用残高