2022年2月16日
ウクライナ侵攻のXデーとなるのか?? 「2月16日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は英国で雇用統計が発表され、予想以上の雇用と失業率、そして予想を大きく上回り先月以上の伸びを見せた平均賃金が発表されました。
英国でも人手不足から人件費高騰が確認され、物価上昇の要因となるのではないかと思われます。
また、昨日はロシア軍の撤退報道が出たことでリスクオフが後退しています。
ウクライナ国境付近で軍事演習していたロシア軍が演習を終えて、基地に戻るとの報道がリスクオフ後退要因となっています。
本日はいくつか経済指標が予定されているので経済指標と、あとはウクライナに関するヘッドラインに注目したいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)経済指標
英CPI(消費者物価指数)
昨日の英雇用統計で平均賃金が予想を上回り、先月以上の伸びを見せたことで人件費の高騰が懸念されています。
このことから本日の物価も予想以上の結果が出てくるのではないかと注目しています。
物価が予想以上の結果となれば、英中銀の引き締め観測が加速しポンド買いが出てくる可能性があるので注目です。
米小売売上高
米国は物価上昇が問題となり、景気後退が懸念されています。
先日発表されたミシガン大学消費者信頼感指数では、予想を下回る数字となっており、消費意欲の低下が見える結果となりました。
本日発表の小売売上高が予想を下回る結果だった場合、物価上昇により消費が低下していることとなり、景気後退の懸念が出てくるので注目です。
カナダCPI(消費者物価指数)
カナダでも利上げが注目されています。
本日のCPI(消費者物価指数)がどこまで上昇するのか、予想を上回るのかで、カナダ中銀の引き締め期待が進みカナダドルが買われるのではないかと注目しています。
2)リスク要因
昨日、ウクライナ国境付近で演習をしていたロシア軍の一部が演習を終え撤退すると報じられたことでリスクオフが後退しています。
ただ、米国で報じられていたロシアのウクライナ侵攻のXデーが16日なので、ロシアが本当に撤退しているのか、それとも米国の言っている通りロシアがウクライナに進攻するのか注目です。
また、ロシアではウクライナ東部の親ロシア派地域を独立国家とする決議を議会で採決するという報道も出ています。
ウクライナに関するヘッドラインで今日も動くのではないかと、発言やヘッドラインに注目です。
◎本日のイベントスケジュール
2月16日(水曜日)
10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)
16:00 GBP 英CPI(消費者物価指数)
22:30 USD 米小売売上高
22:30 CAD カナダCPI(消費者物価指数)
2月17日(木曜日)
G20財務相・中央銀行総裁会議
00:30 USD 原油在庫量
01:00 USD カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言
03:00 USD 米20年債入札
04:00 USD FOMC議事要旨(1月26日分)
09:30 AUD 豪雇用統計・失業率・労働参加率
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