2022年3月7日
ウクライナ情勢でスイス中銀の介入注意! 「3月7日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
週末にもロシア軍が侵攻、米国はロシア産の原油輸入禁止措置を検討、マスターカードやビザ、アメックス、PayPalなど決済会社がロシアでの決済停止するなど、次々とロシア包囲網が進んでいます。
週明けの原油価格やパラジウム、金価格など大きく上窓を開けてスタートしています。
ユーロ売りが進みユーロフランは朝8時過ぎにパリティ割れ、ユーロフラン1.0000フランを割り込んでいます。
本日は重要指標はほとんど予定されておらず、ウクライナ情勢がマーケットの中心となりそうです。
目次
◎本日の注目点
1)ウクライナ情勢
ウクライナ情勢によるリスクオフは今週も継続する可能性が高いと注目しています。
地理的に近いユーロとポンドの上値を重くし、特にユーロ安は大きく進むのではないかと考えています。
ロシアは先週、ウクライナを完全掌握することを目標として、ロシアは目標達成に向けて順調に進んでいると言っています。
今週もウクライナ掌握のためにロシア軍の侵攻は続くのではないかと注目しています。
対してウクライナはNATOに対してウクライナ上空の飛行禁止区域設定を要求しましたがNATOは拒否、ロシアはNATOによる飛行禁止区域設定は参戦を意味すると牽制しています。
ウクライナ・ロシア・NATOなど、どこまでの行動をするのか、どこまでの制裁を科すのか、新たなヘッドラインが出てこないか注目です。
ロシアが侵攻を続け、新たな行動を起こし続けている間はリスクオフが続くのではないかと思っています。
リスクオフはユーロ売り、ドル・円・フラン買いが進めるのではないかと注目しています。
特に注目しているのがユーロフランで、パリティが見えてきています。
スイス中銀がフラン高是正のためにユーロ買いフラン売り介入に動くのではないかと注目しています。
2)ユーロ
ユーロは上値重く、もう一段の売りが進む可能性が高いと考えます。
特にユーロドル・ユーロ円・ユーロフラン・ユーロオージーは上値が重いと思います。
ユーロが売られる要因は、
・ロシアに制裁を科したことでエネルギー不足となり欧州経済に影響が出る
・ウクライナ難民が欧州の経済の重しとなる
・ウクライナ情勢を鑑みECBが引き締めを後退させる可能性
などです。
ユーロが買われる要因は、
・ウクライナ情勢による地政学リスクが後退する
・スイス中銀による為替介入
スイス中銀による介入に注目。
スイス中銀はユーロ安フラン高を嫌います。
ウクライナ情勢の影響でユーロ売りが進み、安全資産としてフラン買いが進み、ユーロフランはBrixitの時の安値を更新しています。
フラン高を嫌い、スイス中銀が為替介入する可能性があり、ユーロが瞬間的に買われる可能性があるので要注意です。
◎本日のイベントスケジュール
3月7日(月曜日)
3月8日(火曜日)
00:00 GBP カンリフBOE副総裁発言
07:30 AUD ブロックRBA総裁補佐発言
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