2022年3月8日
ウクライナ情勢によるボラティリティの高い相場は続く!? 「3月8日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はブリンケン国務長官やペロシ下院議長などからロシア産原油の禁輸を検討していると発言したことで原油価格は急騰、WTI原油価格は約13年8カ月ぶりの高値となる一時130ドル台ま
エネルギー価格の上昇からスタグフレーションの警戒感から地理的に近いユーロは売られ、ユーロフランは一時パリティ(等価)割れしました。
スイス中銀はフラン高を受けて為替介入を匂わせる発言をしています。
本日もウクライナ情勢によるボラティリティの高い相場が予想されます。
目次
◎本日の注目点
1)ウクライナ情勢
本日も重要指標が少ないことから地政学リスクがマーケットを動かしていくのではないかと注目しています。
昨日は米国がロシア産の原油輸入禁輸を検討との噂から原油価格が高騰し、ユーロの上値を抑えました。
ただ、欧州市場以降はドイツがロシア産のエネルギー禁輸はしないとの発言や、第3回の停戦協議の開催、10日トルコ南部でトルコ・ウクライナ・ロシアの3か国外相会談の呼びかけなどから地政学リスクが後退しユーロは下支えされました。
本日は以下の点に注目しています。
ユーロ売り要因
・原油や天然ガスなどエネルギー価格の上昇
・停戦協議の破棄
・ロシアの新たな侵攻、核施設侵攻(戦略核の使用)など
・ロシアへの新たな経済制裁発表
ユーロ買い要因
・エネルギー価格の下落
・停戦協議の進展
・通常の侵攻で終わりの見通しが見えてくる
・ロシアへの制裁の限界が見える
2)豪指標・発言
ウクライナ情勢による地政学リスクから地理的に遠い豪州やニュージーランドに注目が集まっています。
また、天然ガスや鉱物資源、穀物など資源輸出国で、コモディティ価格の上昇も豪ドルやNZドル上昇の追い風となっています。
明日午前にロウRBA総裁の発言やWestpac消費者信頼感指数の発表が予定されています。
発言や指標をキッカケに豪ドル買いが進む可能性があるので注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
3月8日(火曜日)
19:00 EUR ユーロ圏四半期GDP(確定値)
22:30 USD 米貿易収支
22:30 CAD カナダ貿易収支
3月9日(水曜日)
03:00 USD 米3年債入札
05:15 AUD ロウRBA総裁発言
08:30 AUD 豪Westpac消費者信頼感指数
08:50 JPY 日本10~12月期GDP(改定値)
10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)
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