ウクライナ情勢に変化がなければ様子見ムード!? 「3月1日の注目点とイベントスケジュール」

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2022年3月1日

ウクライナ情勢に変化がなければ様子見ムード!? 「3月1日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

先週末にロシアの一部銀行をSWIFTから排除したこととロシア中銀に制裁を課したことから、マーケットへ大きな影響が出てくるのではないかとの懸念から週明けのマーケットは窓開けスタートしました。

その後は停戦協議がスタートするとの報道などからリスクオフはやや後退しています。

ロシアルーブルはSWIFTから排除やロシア中銀への制裁などから、最大27%の下落を記録するなどルーブル安が進んでいます。

ロシア中銀は通貨防衛のため政策金利を9.5%から20%に引き上げています。

今回の経済制裁は効き目が出てきているのではないかと思います。

 

本日もウクライナ情勢を見ながらの展開となるのではないかと考えています。

明日以降にパウエルFRB議長の議会証言が控えていることから、ウクライナ情勢に変化がなければ様子見ムードとなるのではないかと思います。

目次

◎本日の注目点

 

1)RBA理事会

 

注目度:やや高い

織り込み度:据え置きを織り込み済み

バイアス:やや豪ドル安

 

ポイント:声明文で引き締め前倒しのヒントが出てくるか

 

本日の豪州政策発表、RBA理事会では据え置きが予想されています。

注目のポイントは声明文で利上げはまだ先と言っていた部分が前倒しになるのか、ハト派からタカ派に変わるかに注目です。

お隣ニュージーランドは先週の政策発表で0.25%利上げし、0.5%利上げもあり得たとタカ派姿勢を強調しています。

先日発表された豪州の雇用統計では労働参加率は回復したうえで、失業率も回復してきています。

ウクライナ侵攻で物価上昇も予想されます。

このような状況を考えると、タカ派に転じる、引き締めのヒントが出てくる可能性があるのではないかと注目しています。

 

 

 

2)要人発言

 

英中銀はウクライナ情勢を受けて物価高が進む可能性が高く、英中銀が利上げを急ぐのか注目が集まっています。

2月の利上げ時に0.25%の利上げではなく、0.5%の利上げを支持したメンバーがラムズデンBOE副総裁・ソーンダースBOE外部理事・ハスケルBOE外部理事・マンBOE外部理事の4名です。

本日は0.5%利上げを支持したソーンダースBOE外部理事とマンBOE外部理事の発言が予定されています。

タカ派な内容が出てくると予想されているだけに、ハト派な内容が出てきた場合はウクライナ情勢を受けて地理的な影響からポンド売りが進む可能性を考えています。

 

FRB要人は来週からブラックアウト期間に入るため、今週中に16日のFOMCの方針を見極めようと注目が集まっています。

ウクライナ情勢を受けて引き締めを加速させるのか、それとも緩和状態を続けようと引き締めを後退させるのか、どちらの政策に進むのか発言に注目です。

 

 

 

3)ISM製造業景況指数

 

物価上昇による消費意欲の低下、地政学リスクなどから資源の供給不安などから景気後退が懸念されます。
景気後退懸念が本格的に影響し始めるのか、ISM製造業景況指数の数字が予想を下回る結果になるのか注目です。

 

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

3月1日(火曜日)

 

10:30 CNY 中国製造業・非製造業PMI

10:45 CNY 財新製造業PMI

12:30 AUD RBA理事会・政策金利・声明文発表

17:50 EUR フランス製造業PMI(改定値)

17:55 EUR ドイツ製造業PMI(改定値)

18:00 EUR ユーロ圏製造業PMI(改定値)

18:30 GBP 英製造業PMI(改定値)

19:00 EUR イタリアHICP(消費者物価指数)

22:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)

22:30 CAD カナダGDP

23:45 USD 米製造業PMI(改定値)

 

 

3月2日(水曜日)

 

00:00 USD ISM製造業景況指数

03:30 GBP ソーンダースBOE外部理事発言

04:00 GBP マンBOE外部理事発言

04:00 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言

04:00 USD メスター・クリーブランド連銀総裁発言(22年投票権)

09:30 AUD 豪四半期GDP

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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