2021年9月15日
カナダ・英国のCPI(消費者物価指数)の結果に注目! 「9月15日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は米CPI(消費者物価指数)の結果が予想を下回る結果が出てきたことで米金利は低下、米ドル売りが進みました。
ただ、その後はすぐにリスクオフが進み、ドル買いに転じています。
対円に関しては円買いも進んだことで、ドル円は109円ミドルまで下落しています。
また、昨日はロウRBA総裁の発言で来年の利上げを否定、物価上昇を容認するようなハト発言が出てて来たことで豪ドル売りが加速しました。
8月末に豪州がZeroコロナからWithコロナに方針転換したことで、引き締め期待が高まっていましたが、一蹴する内容となっていることから、豪ドルに対する強気姿勢を見直す展開となっています。
本日は15日で五十日です。
仲値やロンドンFIXなどに急変動しないか、注意しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)CPI(消費者物価指数)の発表
本日、英国とカナダでCPI(消費者物価指数)の発表が予定されています。
英国はタカ派とハト派が4:4で拮抗していて、予想以上にインフレが進んでいると利上げ期待が高まり、ポンド買いに繋がるのではないかと注目しています。
昨日の雇用統計も強い結果が出てきているので、本日のCPI(消費者物価指数)には要注目です。
カナダはいち早くテーパリングに動いたのですが、今足踏み状態となっています。
物価が上昇して、テーパリングの再開に繋がるのか注目です。
カナダドルは上値が重くなっているように感じるので、本日のCPI(消費者物価指数)の結果と値動きにギャップが出てこないかにも注目しています。
予想を上回る結果が出ているにもかかわらず、カナダドルが上昇しない場合は、カナダドルの上値が重いことを確認して、売り戦略を考えたいと思っています。
2)要人発言
本日はECBの理事から発言が予定されていて、先週の理事会についての発言が出てくるのか注目です。
ラガルドECB総裁の記者会見では、ハト派色の強い内容でしたが、本日のシュナーベルECB専務理事やレーンECB専務理事兼主席エコノミストの発言がタカ派な内容になっていないかにも注目です。
特にレーンECB専務理事兼主席エコノミストは金融出身で経済分析に強く、弁護士出身のラガルドECB総裁よりも注目され裏の総裁ではないかと注目されています。
2人の発言がタカ派となってくると、ラガルドECB総裁が調整といったPEPP(パンデミック緊急購入プログラム)の減額は、やはり引き締めと受け止められユーロ買いに繋がる可能性があるので注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
9月15日(水曜日)
09:30 AUD Westpac消費者信頼感指数
15:00 GBP 英CPI(消費者物価指数)
15:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)(改定値)
17:00 EUR イタリアHICP(消費者物価指数)(改定値)
21:30 USD NY連銀製造業景気指数
21:30 CAD カナダCPI(消費者物価指数)
21:30 EUR シュナーベルECB専務理事発言
23:30 USD 原油在庫量
9月16日(木曜日)
00:00 EUR レーンECB専務理事兼主席エコノミスト発言
07:45 NZD NZ四半期GDP
10:30 AUD 豪雇用者数・失業率
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