カナダ中銀金融政策発表に注目! 「10月23日の注目点とイベントスケジュール」

TOP > 注目点とイベントスケジュール > カナダ中銀金融政策発表に注目! 「10月23日の注目点とイベントスケジュール」

2024年10月23日

カナダ中銀金融政策発表に注目! 「10月23日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日は米10年債利回りが4.21%台まで上昇すると全般ドル買いが強まり、ドル円は1時30分前に151.20円と7月31日以来の高値を更新しました。

 

本日はカナダ中銀の金融政策発表が予定されています。

その他、要人発言が多数予定されているので発言内容にも注目しておきたいと思います。

目次

◎本日の注目点

 

1)金融政策

 

カナダ中銀

注目度:高い

織り込み度:0.25%利下げ織り込み済み、0.5%利下げの可能性も80%前後

バイアス:特になし

ポイント:利下げ幅と12月利下げの可能性

 

カナダ中銀は連続会合で利下げを進めてきています。

今回の会合でも連続利下げが予想されており、一部では0.5%の大幅利下げの可能性も予想されています。

利下げ幅が0.25%利下げであった場合はカナダドル買い、0.5%利下げであった場合はややカナダドル売りで反応するのではないかと考えています。

また、12月会合で追加利下げについて言及があった場合や、大幅利下げについて言及があった場合もカナダドル売りが進むのではないかと思います。

利下げ幅、次回会合での利下げの可能性について注目です。

 

 

 

2)要人発言

 

今週は国際通貨基金(IMF)・世界銀行年次総会やG20財務相・中央銀行総裁会議などが予定され、金融政策にかかわる要人の発言が多数予定されています。

次回の金融政策発表に向けて、各要人発言の内容に注目です。

 

 

FRB

FRBは強い米指標から底堅い米経済が確認され、大幅利下げやハイペース利下げ期待が後退しています。

年内0.5%(0.25%×2回)の利下げを織り込んでいます。

タカ派の発言が多く出てくるのか、それともハト派の発言が出てくるのか、発言内容を受けて利下げ期待に変化が出てくるのか注目です。

 

 

 

ECB

ECBは10月理事会で2会合連続で利下げを決定しました。

今後についてはデータ次第との姿勢も維持していますが、マーケットは追加利下げを織り込み始めています。

今回の利下げ決定について賛否どのような発言が出てくるのか、また12月理事会でさらに追加利下げの可能性があるのか、ECBメンバーの発言内容に注目です。

 

 

 

BOE

英中銀は前回会合で据え置き票多数で据え置きが決定されました。

ただ、先日のベイリーBOE総裁のハト派発言や先週の弱い経済指標から追加利下げ期待が急浮上してきました。

11月追加利下げはかなり織り込みが進んでおり、12月の追加利下げの可能性も出始めています。

今週はMPCメンバーから追加利下げについてなどハト派発言が出てこないか発言内容に注目です。

 

 

 

RBA

RBAは主要中銀の中で唯一タカ派の中銀です。

他国と同調して利下げを進める必要はないとの姿勢を示しており、利下げ時期はもう少し先なのではないかと思います。

先週の雇用指標も強い結果であったことからタカ派姿勢が続く可能性が高いと思われます。

いつRBAがハト派に転じるのか、要人からハト派な発言が出てこないか注目です。

 

 

 

RBNZ

RBNZは先日の理事会で0.5%の大幅利下げを決定しました。

RBNZの年内理事会は11月が最後となり、次は来年2月まで理事会がありません。

そのため11月理事会でも予防的に大幅利下げを進める可能性があるのではないかと予想されています。

現在マーケットは0.5%の大幅利下げをかなり織り込んでいますが、0.75%の利下げもあるのではないかと一部予想が出始めています。

大幅利下げについて発言が出てこないか、発言内容に注目です。

 

 

 

BOC

カナダは連続利下げを決定しており、今週の会合でも利下げを決定するのではないかと予想されています。

一部では0.5%の大幅利下げの可能性も予想されており、CPI(消費者物価指数)の結果次第では大幅利下げの可能性が高まるのではないかと注目されています。

金融政策発表での声明文や、その後の発言から12月会合の追加利下げの可能性について発言が出てくるのか注目です。

 

 

 

日銀

日銀は追加利上げに注目が集まっています。

年内に追加利上げの可能性があるのか発言内容に注目です。

また、じわじわと円安が進んでおり、円安牽制発言も出始めています。

口先介入を含めた円安に対する発言にも注目しておきたいと思います。

 

 

 

3)リスク要因

 

中東情勢に引き続き警戒しておきたいと思います。

イスラエルがイランに向けて報復攻撃をする可能性があり、一部報道で核施設や石油施設への攻撃はしないと報じられていますが、核施設や石油施設へ攻撃された場合は大きくリスクオフが進む可能性があります。

イスラエルの攻撃はイランの軍事施設になることが報じられてはいますが、米国防総省はイスラエルの防空態勢を支援するため、米軍の終末高高度防衛(THAAD)ミサイル部隊約100人を駐留させると発表しており、イランが反撃した場合に米軍を巻き込み中東戦争に発展するリスクにも注意しておきたいと思います。

 

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

10月23日(水曜日)

 

国際通貨基金(IMF)・世界銀行年次総会

G20財務相・中央銀行総裁会議

 

22:00 GBP ブリーデンBOE副総裁発言

22:00 USD ボウマンFRB理事発言

22:45 CAD カナダ中銀政策金利・声明文

23:00 USD 米中古住宅販売戸数

23:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)

23:00 EUR ラガルドECB総裁、レーンECB専務理事兼主席エコノミスト発言

23:30 CAD マックレムBOC総裁発言(記者会見)

23:30 USD 原油在庫量

 

 

10月24日(木曜日)

 

00:30 EUR チポローネECB専務理事発言

01:00 EUR エスクリバ・スペイン中銀総裁発言

01:00 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁発言

02:00 USD 米20年債入札

02:00 NZD オアRBNZ総裁発言

03:00 USD ベージュブック(地区連銀経済報告)

03:45 EUR クノット・オランダ中銀総裁発言

04:00 EUR センテノ・ポルトガル中銀総裁発言

05:30 GBP ベイリーBOE総裁発言

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

RECOMMEND