2023年5月19日
カナダ小売と債務上限問題に注目! 「5月19日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は市場予想を上回るフィラデルフィア連銀製造業景況指数と失業保険申請件数をキッカケにドル買いが進み、マッカーシー下院議長から債務上限問題に前向きな発言が出てきたことでドル買いが進みました。
本日も重要指標な少ないので方向感に乏しい1日になるのではないかと思っています。
目次
◎本日の注目点
1)経済指標
カナダ小売売上高
カナダの経済を確認するために小売売上高に注目。
カナダ中銀は利上げを停止しており、年内利下げに注目が集まっています。
景気後退が進むようであれば年内利下げの可能性が高まり、カナダドル売りが進むのではないかと注目しています。
2)リスク要因
最大のリスク要因は債務上限問題です。
イエレン財務長官は6月1日にも財政資金が枯渇し、一部支払い
6月まで期間も残り少なくなり、協議の日程も少なくなってきています。
このまま債務上限引き上げに関する法案が可決されなければデフォルトリスクが高くなりリスクオフが進むのではないかと思います。
昨日のバイデン大統領とマッカーシー下院議長の協議は進展しませんでした。
バイデン大統領は広島で開催されるG7に出席していますが、昨日マッカーシー下院議長から債務上限に関する問題に前向きな発言が出てきたことで、リスク要因が後退しています。
新たに進展するのか注目です。
その他にも銀行信用不安にも注目です。
銀行の資産流出などのヘッドラインが出てくると銀行株を中心に株価下落し、リスクオフが進みます。
銀行信用不安についてのヘッドラインにも注意しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
5月19日(金曜日)
21:30 CAD カナダ小売売上高
21:45 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
22:00 USD ボウマンFRB理事発言
22:55 EUR シュナーベルECB専務理事発言
5月20日(土曜日)
00:00 USD パウエルFRB議長発言
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
04:00 EUR ラガルドECB総裁発言