2022年5月26日
カナダ小売売上高と米GDP発表! 「5月26日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は予想通りRBNZが0.5%の利上げを発表、声明文も積極的に利上げを進めるようなタカ派な内容からNZドルが買われました。
ただ、NZドルの買いは続かず、欧州時間後半には戻してしまいました。
FOMC議事要旨では0.5%の利上げを2会合続けるといった、先日のパウエルFRB議長の記者会見の内容と変わらない内容となりました。
本日も昨日同様、要人発言が注目される1日となるのではないかと思っています。
目次
◎本日の注目点
1)経済指標
カナダ小売売上高
本日はカナダ小売売上高が発表されます。
物価高から消費が低下し、景気後退が懸念されている状況です。
小売売上高が予想よりも弱い結果となると、消費意欲が低下していると受け止められ景気後退懸念に繋がり、中銀の引き締め政策が慎重姿勢に変わるのではないか。
通貨売りに繋がるのではないかと注目しています。
米GDP(改定値)
米国では物価高やFRBの過度な引き締めから景気後退が懸念さ入れています。
GDpが弱い結果となるとドル売りが進む可能性あるので要注目です。
2)要人発言
今週はユーロ高、ドル売りが進んでいます。
要人発言から、ユーロ買いが続くのか、ドル安が進むのか注目しています。
ECB要人
ECBは6月理事会でAPP(資産購入プログラム)を終了し、7月利上げ示唆するのではないかとの観測が高くなってきています。
ECB要人の発言から、7月利上げに関する発言が出てくるのか、景気見通しや物価見通しについてどのような発言が出てくるのか注目です。
7月利上げの可能性が高まればユーロ買いが進む可能性が高いので注目しています。
BOE要人
英国は前年比9%の物価高と、高い人件費から物価を抑えるために利上げを進めたいと思われます。
ただ、物価高による消費の低下など景気後退の懸念も同時に高まっており、スタグフレーションの懸念が出ています。
景気を優先して引き締めを遅らせるのか、物価を優先して引き締めを加速させるのか、発言内容に注目しています。
景気を後退させずに引き締めを進めることができるようであればポンド買いですが、景気後退の可能性から引き締めを遅らせるようであればポンド売りが加速する可能性があるのではないかと注目しています。
FRB要人
米国は0.5%利上げを示唆していることから、注目は今後の利上げ幅と景気の後退についてです。
特に、利上げを進めることで景気が大きく冷え込むのではないかとの懸念が強くなってきています。
今後の景気見通しについてと利上げについての発言、また発言後の米株価の動きに注目しておきたいと思います。
引き締めを進めるタカ派発言が出てきても、景気後退が懸念されれば株価が下落しドル売りが進む可能性があるのではないかと注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
5月26日(木曜日)
世界経済フォーラム(WEF)年次総会
20:00 TRY トルコ政策金利発表
21:30 USD 米GDP(改定値)・失業保険申請件数
21:30 CAD カナダ小売売上高
23:00 USD 中古住宅販売戸数
5月27日(金曜日)
01:00 USD ブレイナードFRB副議長発言
02:00 USD 米7年債入札
10:30 AUD 豪小売売上高