2023年6月27日
カナダCPI(消費者物価指数)に注目! 「6月27日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は神田財務官や松野官房長官から円安をけ
また、週末にロシアでロシア民間軍事会社ワグネルの創始者
本日はカナダCPI(消費者物価指数)の発表に注目しています。
その他にも、ジャクソンホール・シンポジウムと同様に注目されているECBフォーラムが開催されているため、要人発言が出てくる可能性があるので注目しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)経済指標
カナダCPI(消費者物価指数)
カナダ中銀は一時利上げ停止していましたが、根強いインフレと底堅い経済から追加利上げを決定しました。
今回のCPI(消費者物価指数)が市場予想を上回る結果となれば、さらなる追加利上げ期待に繋がるのではないかと思います。
現在は9月までにあと1回、年内1~2回の追加利上げが期待されており、CPI(消費者物価指数)の結果次第で変わってくるのではないかと思います。
豪CPI(消費者物価指数)
豪州は昨年末にインフレのピークから少しづつインフレは低下していましたが、4月から再度上昇基調になりました。
このインフレを抑制するためにRBAは一時停止していた利上げを再開し、追加利上げを決定しました。
今回発表されるCPI(消費者物価指数)が市場予想を上回る結果となるようであれば、追加利上げの追い風になるのではないかと注目しています。
2)要人発言
先週、先々週と主要中銀の金融政策発表ラッシュを終えて、注目は次の金融政策に向かっています。
米国は7月の追加利上げに加えて、年内2回の利上げを織り込む展開。
ECBは年内2~3回の利上げを織り込む展開。
英国は先週の金融政策でサプライズの0.5%利上げを発表し、利上げペースを加速させており、あと何回の利上げを行うのか注目されています。
日銀はYCC(イールドカーブ・コントロール)の修正の可能性に注目されています。
このように各中銀によって注目される部分は違うものの、金融政策確認のための材料として要人発言に注目が集まっています。
ECBフォーラムでは中銀総裁のディスカッションも予定されており、大きな根動きに繋がるのではないかと注目しています。
3)リスク要因
日銀介入リスク
ドル円は約10日で4円上昇しており、介入警戒水準の140円台後半に近づいています。
段階的に口先介入の警戒感が高まり、口先介入が数回出てくるとその後は実弾介入の可能性が警戒される展開になるのではないかと注目しています。
どこまで警戒リスクが高まるか注目しながら、ドル円の動き確認していきたいと思います。
ロシア・ウクライナ情勢
ロシアではクーデターの報道が出ています。
どこまで情報が正確かわかりませんが、本当にクーデターが起きているのであればロシアの崩壊・弱体化が予想されるのではないかと思います。
クーデターが成功しなくても、クーデターが起きるということはプーチン大統領の影響力が低下して、ウクライナとのパワーバランスが変わってくるのではないかと思います。
均衡していたウクライナ・ロシア情勢が動き出す可能性もあり、再度リスク要因として注目される可能性があると思います。
ロシアの状況に注意しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
6月27日(火曜日)
ECB中央銀行フォーラム
17:00 EUR ラガルドECB総裁発言
17:30 GBP テンレイロBOE外部理事発言
21:30 CAD カナダCPI(消費者物価指数)
21:30 USD 米耐久財受注
23:00 USD 米新築住宅販売件数・消費者信頼感指数・リッチモンド連銀製造業景気指数
6月28日(水曜日)
02:00 USD 米5年債入札
10:30 AUD 豪CPI(消費者物価指数)