カナダCPI(消費者物価指数)に注目! 「8月20日の注目点とイベントスケジュール」

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2024年8月20日

カナダCPI(消費者物価指数)に注目! 「8月20日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日の東京市場で、21日に発表される米労働統計局の年次改定が下方修正されるのではないか、100万人下方修正(ゴールドマン予想)になるのではないかとの観測報道から、米国の底堅く強い経済は実際は違ったのではないかと受け止められ、米国経済はハードランディングするのではないかとの観測に繋がり日経平均株価は大きく下落しました。

リスクオフから日米金利は低下し、ドル売り円買いが大きく進む展開となりました。

 

また、「セブン&アイ・ホールディングスがカナダのコンビニエンスストア大手、アリマンタシォン・クシュタールから買収提案を受けた」との一部報道を受けて、一部では買収額は5兆円にも上り、買収が成立すると5兆円規模の円買いが起きるのではないかとの思惑が円買いを進めさせたとの声も聞かれました。

 

本日はカナダCPI(消費者物価指数)と明日早朝に日本の貿易収支が予定されていますが、その他はイベントが少ないのでリスク要因でマーケットが動くのではないかと思います。

何もなければ、週後半のジャクソンホール・シンポジウムを控えて様子見ムードが強い1日になるのではないかと思います。

目次

◎本日の注目点

 

1)経済指標

 

カナダCPI(消費者物価指数)

カナダ中銀は追加利下げの可能性が高まっており、CPI(消費者物価指数)の結果が弱ければ追加利下げの可能性が高まり、カナダドル売りが進むのではないかと思います。

欧米が夏休みの可能性が高く、取引量が低下している可能性があるので、値が飛んで大きく動く可能性があるので注意しておきたいと思います。

 

 

 

日本貿易収支

円安要因の1つとして貿易赤字があります。

貿易収支の赤字額が減少しているのか、増加しているのか注目しています。

貿易赤字額が拡大していれば、円安圧力が高まりドル円を下支えするのではないかと考えています。

 

 

 

2)リスク要因

 

現在のリスク要因として株価暴落、中東情勢、日米選挙、ウクライナ情勢が挙げられます。

 

21日に米国労働統計局が発表する年次改定で、雇用者数が下方修正されるのではないかと注目されています。

昨年は30万人下方修正されており、今年は100万人下方修正(ゴールドマン予想)されるのではないかとの噂もあります。

本当に100万人の下方修正された場合は、米国の底堅い経済が間違っていたと受け止められ株価は大きく下落するのではないかと思います。

 

また、再度日銀の追加利上げの噂も出てきています。

今週発表の日本CPI(消費者物価指数)が上振れするようなことがあれば、追加利上げの可能性が高まり、株価下落に繋がるのではないかと注目しています。

 

中東情勢はイランがイスラエルに対して報復攻撃をするのではないか、ウクライナ情勢はロシアが戦術核兵器で報復するのではないかと懸念されています。

 

日本は自民党総裁選、年内の衆院選がどのようになるのか注目されています。

自民党が議席を減らし過半数を獲得できない、政権交代となるとマーケットはリスクとして受け止めると考えています。

 

米国の大統領選挙はトランプとハリスが接戦となっており、どちらに傾くのか注目されています。

また、トランプが大統領になったらどうなる?

ハリスが大統領になったらどうなる?

と、次期大統領の米国政治にも注目が集まっています。

 

今週は経済指標が少ないため、ジャクソンホール・シンポジウムなどの要人発言か、リスク要因でマーケットが動いていくのではないかと考えています。

 

 

 

3)要人発言

 

22日~24日の日程でマーケットが注目するジャクソンホール・シンポジウムが予定されています。

ジャクソンホール・シンポジウムはアメリカ・ワイオミング州にある避暑地で、毎年8月末にカンザスシティ連銀が主催で開催する中銀総裁・財務相・経済学者のシンポジウムです。

各国の中銀総裁や財務相が集まることから多くの発言が出てきます。

そのため金融政策に関する発言などが出てきてマーケットが大きく動くことがあります。

例年、欧米のマーケット参加者はジャクソンホール・シンポジウムから夏休みがあけて、マーケットに戻ってくることからトレンドが変わる可能性もあるので注意が必要です。

 

また、現在は各国中央銀行が政策変更を行っているタイミングで、追加の政策変更がどの程度の規模になるのか注目が集まっています。

FRBは年内3~4回の利下げ織り込みが進んでおり、9月FOMCの利下げ幅が0.5%になるのか0.25%になるのか注目されています。

 

ECBは9月に追加利下げを決定するのではないかと注目されています。

欧州の経済指標結果を受けて利下げに前向きな発言が出てくるのか、否定的な発言が出てくるのか注目です。

 

その他、カナダや英国も追加利下げがあるのか、注目しておきたいと思います。

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

8月20日(火曜日)

 

10:30 AUD RBA理事会議事要旨

16:30 SEK スウェーデン政策金利発表

20:00 TRY トルコ政策金利発表

21:30 CAD カナダCPI(消費者物価指数)

 

 

8月21日(水曜日)

 

02:35 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言

03:45 USD バーFRB副議長発言

08:50 JPY 日本貿易収支

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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