2020年9月3日
サービス業(非製造業)PMIに注目! 「9月3日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日の日米欧の株価は上昇。
ダウ平均はコロナ前の水準まであと少しの29000ドルを回復、S&P500やナスダックは最高値更新、日経平均もコロナ後の高値更新しています。
主要中央銀行からは追加緩和の可能性がでてきていることや、各国コロナ対策の追加財政支出の可能性に触れていることが株価上昇要因の追い風となっている模様。
追加緩和、追加財政支出が続く限り、株価上昇は続きそう。
目次
◎本日の注目点
1)PMI
本日は、欧英米でマークイット総合・サービス業PMIの改定値が発表。
マークイット総合・サービス業PMIは改定値であるため、予想値と結果が大きく乖離することは少ない。
注目は、中国では財新サービス業PMI、米国ではISM非製造業景況指数の発表。
財新サービス業PMIはコロナ後にV字回復していたのですが、先月の結果が低迷してしまいました。
今月は先月と同様にコロナからの回復は頭打ちなのか?
先月だけ低迷で、今月は大きく回復するのか?
注目です。
ISM非製造業景況指数はコロナ後から右肩上がりで回復しています。
ただ、先月の数字がかなりの高水準にあります。
このまま、さらに右肩上がりで上昇するのか?
そろそろ頭打ちなのか?
下落に転じるのか?
に注目です。
2)要人発言
本日はベイリーBOE総裁とラムスデンBOE副総裁の発言が予定されています。
昨日もBOEからは、マイナス金利の可能性や追加緩和の可能性について発言が出たことがポンドの重しとなった模様。
本日も発言が続くが、マイナス金利や追加緩和について発言が出てきてもサプライズ感はなくなってきているので、具体的な発言が出てこない限りマーケットの反応は限定的ではないかと思われます。
また、ECBからはユーロ高について懸念する発言が出始めています。
先週発表のIMM通貨先物ポジションではユーロが過去最高水準に買いポジションが溜まっている状況。
ユーロの実効レートは、過去5年間で最高水準までユーロ高が進んでいる状況です。
本日もユーロ高懸念の発言が出てこないか注目です。
◎本日のイベントスケジュール
9月3日(木曜日)
10:30 AUD 豪貿易収支
10:45 CNY 財新サービス業PMI
15:30 CHF スイスCPI(消費者物価指数)
16:00 TRY トルコCPI(消費者物価指数)
16:45 EUR イタリア総合・サービス業PMI(改定値)
16:50 EUR フランス総合・サービス業PMI(改定値)
16:55 EUR ドイツ総合・サービス業PMI(改定値)
17:00 EUR ユーロ圏総合・サービス業PMI(改定値)
17:30 GBP 英総合・サービス業PMI(改定値)
18:00 EUR ユーロ圏小売売上高
21:30 USD 米貿易収支・新規失業保険申請件数
21:30 CAD カナダ貿易収支
22:45 USD 米総合・サービス業PMI(改定値)
23:00 USD ISM製造業景況指数
23:00 GBP ベイリーBOE総裁、ラムスデンBOE副総裁発言
23:00 EUR シュナーベルECB専務理事発言
9月4日(金曜日)
01:30 USD エバンス・シカゴ連銀総裁発言
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