2021年8月27日
ジャクソンホール・シンポジウムよりもアフガン問題!? 「8月27日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日、アフガニスタンで爆発テロが起こり、リスクオフが進みました。
爆発テロに関して、タリバンの広報官は海外の軍隊がいることが爆発テロの要因と発表。
爆発テロを肯定しています。
また、昨日よりジャクソンホール・シンポジウムがスタート。
本日は注目のパウエルFRB議長のスピーチが予定されています。
ただ、ジャクソンホール・シンポジウムは注目が集まりすぎて織り込まれていることを考えると、アフガニスタン問題の方がマーケットに影響を与えるような気がします。
月末・週末リスクも注意しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)リスク要因
昨日、アフガニスタンで爆発テロが起こりました。
米軍はテロは一掃したという理由で米軍撤退を決めたことを考えると、再度の米軍派遣に路線変更する可能性が出てきます。
また、欧州や英国がどのように対応するのか、緊急で再度首脳会談を開くのか注目です。
対して、タリバンがおとなしくしているのか、それとも過激な行動を続けるのか注目です。
また、爆発テロなどの行動をアフガニスタンで行うのか、それともアメリカや欧州など外国で行うのかにも注目です。
アフガニスタン問題が過激化していくとリスクオフが進む可能性が高いので、リスク管理はしておきたいと思います。
週末なので、週明け窓開けのリスクも気をつけたいと思います。
2)ジャクソンホール・シンポジウム
本日、注目が集まっているジャクソンホール・シンポジウムが開催されます。
コロナ感染拡大により、オンライン形式に変更されたようですが、注目のパウエルFRB議長のスピーチは23時に変更はないようです。
ポイントはFRBのテーパリング開始時期です。
最もタカ派なシナリオは、ジャクソンホール・シンポジウムでテーパリングの開始を示唆し、9月FOMCで開始というシナリオです。
次にタカ派なシナリオは、9月以降の雇用を確認して、12月のFOMCでテーパリング開始というシナリオ。
最もハト派なシナリオは、雇用の最大化や物価上昇率の平均化を強調して、テーパリング開始を先送りというシナリオです。
市場予想としては12月テーパリング開始ではないかと見ています。
市場予想よりもタカ派になればドル買い、市場予想よりもハト派となればドル売りになるのではないかと考えています。
また、テーパリングの話以外に金融政策に関する発言が出てこないか、FRB以外の発言が出てこないかにも注目です。
今まで夏休みをとっていたマーケット参加者が、ジャクソンホール・シンポジウムを期に戻ってくると思うので、トレンドが転換・起点にならないかにも注目です。
◎本日のイベントスケジュール
8月27日(金曜日)
ジャクソンホール・シンポジウム
10:30 AUD 豪小売売上高
16:30 SEK スウェーデン4~6月期GDP
21:30 USD PCEデフレーター
23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数
23:00 USD パウエルFRB議長発言(ジャクソンホール・シンポジウムでスピーチ)
8月28日(土曜日)
ジャクソンホール・シンポジウム
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
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