2024年3月5日
スーパーチューズデーとISM非製造業景況指数に注目! 「3月5日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は「今週予定されているパウエル米連邦準備理事会(
代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインは上値を試す
本日は全人代がスタート、米大統領予備選「スーパーチューズデー」など政治イベントに加えてISM非製造業景況指数などイベントが多数あるので注目しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)経済指標
ISM非製造業景況指数
米国はGDPの大半を消費(サービス業)が占めています。
米国経済の大半を占めるISM非製造業(サービス業)景況指数が市場予想を下回る結果となれば、今後の米国経済の後退が懸念されます。
利下げの可能性が高まりドル売りが進むのではないかと注目しています。
豪四半期GDP
豪州が四半期に一度発表するGDPに注目。
市場予想通りであれば少しづつ景気後退が確認され、豪州経済が弱くなっていることが確認されるようであれば利下げの可能性が高まります。
2)政治
スーパーチューズデー
米国大統領選挙において各地区の予備選挙が集中する日で、スーパーチューズデーで大統領選挙を撤退する候補者が多くいます。
このことからスーパーチューズデーで大統領選挙の候補者が確定することが多く、スーパーチューズデーが注目されています。
民主党は現職のバイデン大統領、共和党はここまでの予備選を勝利しているトランプ大統領が優勢です。
今後の大統領選挙の動向を確認するため、スーパーチューズデーの結果に注目です。
3)要人発言
欧米英など日本以外は利下げ時期に注目が集まっています。
スイスが一番利下げが近いと予想され、続いてカナダ、その次に欧州、英国と米国が年後半に利下げと予想されています。
いつから利下げがスタートするのか、年に何回利下げがあるのか、利下げに関する発言に注目です。
また、欧州や米国はQT(量的引き締め)終了に関する発言にも注目です。
発言を受けて金利が低下するようであれば通貨売りが進むのではないかと思います。
対して日本は金融正常化に関する発言に注目です。
先週は高田日銀審議員が2%の物価目標達成が近付いたと発言したことで金融正常化が近いと受け止められ、日本の長期金利は上昇し円買いが進みました。
その後、植田日銀総裁が高田日銀審議員の発言を否定したことで再度金利は低下し、円売りが進んでいます。
少しづつ金融正常化を織り込ませていくのであれば、また日銀の誰かが金融正常化に関する発言が出てくるかもしれません。
その際には金利が上昇し円高が進む可能性があるので注意しておきたいと思います。
また、金融正常化に関する発言ではなく、円安が進んだ場合は介入に関する発言が出てくる可能性もあります。
ドル円は151円付近で推移していますが、152円を超えた場合に実弾介入があるのか、それまでの口先介入のレベル感と併せて注意しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
3月5日(火曜日)
中国全国人民代表大会(全人代)開幕
米大統領選「スーパーチューズデー」
10:45 CNY 財新サービス業PMI
13:00 JPY 植田日銀総裁発言
17:50 EUR フランス総合・サービス業PMI(改定値)
17:55 EUR ドイツ総合・サービス業PMI(改定値)
18:00 EUR ユーロ圏総合・サービス業PMI(改定値)
18:30 GBP 英総合・サービス業PMI(改定値)
23:45 USD 米総合・サービス業PMI(改定値)
3月6日(水曜日)
00:00 USD ISM非製造業景況指数
02:00 USD バーFRB副議長発言
09:30 AUD 豪四半期GDP