2020年6月25日
トルコ・メキシコなど高金利通貨で政策金利発表! 「6月25日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
一昨日のドル円急落から昨日は全戻ししています。
コロナ感染第2波警戒や米欧関税合戦の懸念などから、株価は下落しリスクオフ相場に傾いています。
IMFが世界経済見通しを下方修正したこともリスクオフ要因として相場の重しとなっています。
また、昨日はニュージー中銀(RBNZ)が金融政策を発表し、政策金利は予想通り据え置き、声明文で追加緩和などの準備があるとしたことでNZドルは下落しています。
目次
◎本日の注目点
1)トランプ大統領
昨日、トランプ大統領とバイデン大統領候補の支持率が10ポイント以上の差がつき、バイデン氏が優勢となりました。
トランプ大統領が楽勝ムードだったのですが、トランプ再選が危うくなってきています。
まずは経済対策ですが、1兆ドルの追加経済対策を検討しているようですが、導入が決まれば株価下支え要因となりそうですが限定的。
そこで、トランプ大統領は経済回復が難しいことから、他国を攻撃して選挙戦に向けてアピールをしてくると思われ、アピールがリスクになると思われます。
攻撃を受けそうなところは、中国・欧州・イランが対象となりそう。
中国は香港問題やチベット、新疆ウイグルなど人権問題、米中合意第1弾の履行状況など、欧州はデジタル課税などを中心に関税合戦、イランは核を巡り対立を深めています。
このようなリスクに関してフェイクニュースを含めヘッドラインが出てくる可能性が高くなるので要注意。
特にヘッドラインを鵜呑みにせずに、フェイクかどうかしっかりと見極めたいと思います。
2)トルコ・メキシコ政策金利
本日はトルコやメキシコで政策金利が発表されます。
ともに利下げが予想されており、ある程度織り込んでいると思います。
注目は、通貨安が進んでいる新興国通貨で利下げを行い、通貨安が加速しないかに注目。
安値更新してストップを巻き込み、大幅下落しないか気を付けておきたいと思います。
3)コロナ感染者数とリスク要因
昨日もカリフォルニアやアリゾナでコロナ感染者数は拡大しています。
コロナ感染者リスクが株価重しの要因になっており、リスクオフに傾いています。
その他にもリスク要因は多く注意が必要です。
・北朝鮮リスク
・米中関係
・香港問題
・中豪関係
・中印関係
・米欧関係
◎本日のイベントスケジュール
6月25日(木曜日)
15:00 EUR ドイツGfk消費者信頼感指数
20:00 TRY トルコ政策金利発表
20:30 EUR ECB理事会議事要旨(6月4日分)
21:30 USD 米GDP(1~3月期確定値)・耐久財受注・新規失業保険申請件数
21:30 EUR シュナーベルECB専務理事発言
22:30 USD カプラン・ダラス連銀総裁発言
23:30 EUR メルシュECB専務理事、クノット・オランダ中銀総裁発言
6月26日(金曜日)
00:00 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言
02:00 GBP ホールデンBOE外部理事
03:00 MXN メキシコ政策金利
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