2021年4月15日
トルコ政策金利でサプライズはあるのか!? 「4月15日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は先週までの動きから一変し、リスクオンに傾きオセアニア通貨が大きく買われる展開となりました。
RBNZが政策を据え置きを発表し、大きな変化が無かったことから買い戻しが出てきたこともNZドルの上昇要因となりました。
この動きは本日も続くのか、昨日だけの動きなのか見極めておきたいと思います。
また、米国が年2回発表する為替報告書が、そろそろ発表されるのではないかと思われます。
トランプ政権では発表を大きく遅らせることが多かったのですが、バイデン政権は予定通り発表するのかにも注目しています。
目次
◎本日の注目点
1)トルコ政策金利
トルコ政策金利は据え置きが予想されていますが、サプライズもあるのではないかと注目されています。
トルコリラ安を防衛するため連続利上げを行ってきたトルコ中銀ですが、利下げを掲げるエルドアン大統領の怒りに触れてアーバル総裁解任になってしまいました。
新総裁にはハト派のカブチオル氏が指名されました。
カブチオル新総裁は早期に利下げする意思はないとの発言が出ていましたが、エルドアン大統領は金利を一桁まで下げると発言しています。
トルコ中銀が政策金利を据え置くのか、それともエルドアン大統領の圧力に負けて利下げするのか注目です。
仮に利下げすると、トルコリラは13円を割り込み、大きく下落する可能性が高まります。
トルコリラの暴落は欧州の債権問題につながる可能性があるので要注意です。
2)豪雇用統計
RBAが政策判断に重要視している雇用統計が発表されます。
なかでも失業率に注目です。
先日の金融政策発表では失業率以外にもインフレについて書いてありましたが、それでも失業率は大きなウエイトを占めていると思います。
良い結果が出てきたときに、豪ドルがどこまで上昇するのか?
悪い結果が出てきたときに、豪ドルがどこまで下落するのか?
スピードと幅を見極め、豪ドルのトレンドを見極めたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
4月15日(木曜日)
10:00 JPY 黒田日銀総裁発言
10:30 AUD 豪雇用統計・失業率
14:00 JPY 日銀地域経済報告(さくらレポート)
15:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)
15:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)
17:00 EUR イタリアHICP(消費者物価指数)
20:00 TRY トルコ政策金利発表
21:30 USD 米小売売上高・フィラデルフィア連銀製造業景況指数
4月16日(金曜日)
00:30 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁
03:00 USD デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言
05:00 USD メスター・クリーブランド連銀総裁発言
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