2020年10月22日
トルコ政策金利発表! リラ防衛なるか? 「10月22日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は英国とEUの離脱協議が合意に向かって進むのではないかとの観測からポンド買いが進みました。
ポンド買いの対象通貨としてドルが売られドル安が進み、普段は同じ動きをしているドルと円の動きに乖離が見られ、ドル円でもドル安が進み一時104.30円付近まで下落しました。
昨日のような協議の進展で相場が動くことはあるかもしれませんが、それ以外では明日の米大統領選テレビ討論会を控えて動きづらい上昇が続くと思われます。
目次
◎本日の注目点
1)NZ四半期CPI(消費者物価指数)
RBNZは次回会合で、金融政策の変更を示唆し、追加緩和もしくは利下げがあるのではないかとみられています。
その前に政策判断に影響が大きい四半期CPI(消費者物価指数)が明日発表されます。
NZのCPI(消費者物価指数)は四半期ごとにしか発表されないことと、発表時間がオセアニアタイムで参加者が少ないことから、結果次第で大きく動くことがあるので要注目です。
2)トルコ政策金利
トルコリラは安値圏(13.30円付近)で推移している。
前回の金融政策発表で、サプライズの2%利上げを行ったが上昇は一時的で14円台回復とはなりませんでした。
今回は、約2%(12.00%~12.25%)の利上げが予想されているにも関わらず、トルコリラが上昇していません。
なので、予想を下回る利上げ幅であった場合は失望のリラ売りに繋がり、リラ安値更新となる可能性が高いです。
リラ安更新した際にストップを巻き込んだ場合は、一時的に暴落する可能性があるので注意したいと思います。
3)離脱協議・米追加景気対策案
先日から続きている英EUの離脱協議、米国の追加景気対策案は、思惑が入り乱れて英EU・米国ともに協議の終わりが見えない状況が続いています。
本日も協議のヘッドラインと関係者の発言やツイートで為替や株価が振り回される展開が続くと思います。
ただ、英EU・米国のどちらかの協議でも合意できるようであれば、対象の株価や通貨が大きく動く可能性が高いので注意はしておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
10月22日(木曜日)
米大統領選挙第3回テレビ討論会(日本時間23日10:00~)
09:30 AUD NAB景況感指数
15:00 EUR ドイツGfk消費者信頼感指数
16:00 EUR パネッタECB専務理事発言
17:30 GBP ホールデンBOE主席エコノミスト発言
18:25 GBP ベイリーBOE総裁発言
20:00 TRY トルコ政策金利発表
21:30 USD 米新規失業保険申請件数
23:00 USD 中古住宅販売戸数
23:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)
10月23日(金曜日)
02:10 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁、デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言
06:45 NZD NZ四半期CPI(消費者物価指数)
08:30 JPY 日本CPI(消費者物価指数)