2019年2月12日
ドル円年初来高値更新、ユーロドルは安値ブレイクの危機!? ~2月12日の注目点とスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は、日本が3連休で休場の中、フランが急変動するという荒れたスタートでした。 その後、大型連休を終えた中国勢が参加してくると、中国株は大幅高。 リスクオフの巻き戻しなのか、ストップを巻き込みながらドル円は年初来高値を更新するほど上昇しました。
円が売られたこともありましたが、ドルが買われたこともドル円上昇の追い風となったようです。
目次
◎本日の注目点
1)米中通商協議
今週の最大注目点だけに、報道も多いのですが、詳しい状況が出てきません。 あまり、進展が見られないのかもしれません。 本日も米中間では協議が行われているため、決裂や難航と伝わればリスクオフ、進展や合意と伝わればリスクオフの巻き戻しに入るのではないかと思っています。
米中関係は世界的リスクオフの原因に繋がりかねません。 その結果、ドルが単独で買われる要因になったりします。 ドル買いについては以下を参照ください。
米ドル最強伝説!? なぜドルは買われるのか!? ~2月11日ドル買い戦略~
2)要人発言
本日は経済指標の発表よりも、要人発言が多く予定され注目されています。 中でも注目は、レーン・アイルランド中銀総裁の発言です。 プラートECB専務理事の任期が切れた後、レーン・アイルランド中銀総裁が指名されているようです。 ハト派だとは言われていますが、立場が変わってもハト派なのか注目です。 特にユーロ圏は、景気後退が懸念されているため、ハト派の理事が増えれば、引き締め政策の遅れにつながり、ユーロ売りに繋がるかもしれません。
また、パウエルFRB議長の発言は、ころころ変わることもあります。 前回はハト派内容でしたが、今回もハト派内容なのか、それともタカ派内容に変更するのか注目です。
3)米国予算案
今週末、15日で暫定予算が期限を迎えます。 15日までに予算案に合意出来なければ、再度政府機関の閉鎖になってしまいます。 政府機関の閉鎖は一部の経済指標発表は延期されるし、経済の影響も出てきます。
また、15日は米国債の償還・利払い日でもあるので、余計に予算案審議に注目が集まります。
◎本日のイベントスケジュール
2月12日(火曜日)
EU財務相理事会
米中通商協議
09:30 AUD 住宅ローン比率・住宅投資・NAB企業信頼感指数
12:30 EUR レーン・アイルランド中銀総裁発言
17:00 EUR ヴァイトマンドイツ連銀総裁発言
18:00 EUR ノボトニー・オーストリア中銀総裁発言
20:00 USD OPEC月次報告
22:00 GBP カーニーBOE総裁発言
2月13日(水曜日)
02:45 USD パウエルFRB議長発言
08:30 USD メスター・クリーブランド連銀総裁発言
08:30 AUD Westpac消費者信頼感指数
09:30 USD ジョージ・カンザスシティ連銀総裁発言
10:00 NZD RBNZ政策金利発表
11:00 NZD オアRBNZ総裁記者会見