ドル円押し目買い戦略! ~11月29日のドル買い戦略~

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2018年11月29日

ドル円押し目買い戦略! ~11月29日のドル買い戦略~

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

◎戦略とポジション

 

ドル買い戦略

エントリータイミング 112.90円~113.00円

利確目標 114.00円

ストップ 112.60円

 

 


USD/JPY 時間足チャート

 

 

以前の記事でも書いたように、年末は実需のドル需要があると思われます。 なので、年末はあまりドル売りには傾かない傾向が強いです。 かなり強いドル売り材料が出れば別ですが、、、

 

現在は、強いドル売り材料があるとは思えません。 ただ、来年の利上げ回数についての発言、見通しの変化で売られています。

 

ドル円買い戦略! ~年内のドル円を大胆予想~

 

 

 

本日も地区連銀総裁の発言が多数予定されています。 投票権を持つ連銀総裁の発言も予定されています。

要人発言、特に来年の投票権を持つ要人発言に注目です。

 

ユーロ圏経済指標と米地区連銀総裁発言に注目 ~11月29日の注目点とスケジュール~

 

 

 

注目点は以下にまとめてみました。

 

先日、クラリダFRB副議長の発言で上昇したドル円は、昨日のパウエルFRB議長の発言で急落しました。

ポイントは「中立金利」です。

中立金利とは、景気を冷やすわけでもなく、加熱させるわけでもなく、心地のいい・高すぎず低すぎずの金利のことです。

その中立金利についてパウエル議長は、10月の発言で「中立金利には程遠い」と言っていました。 程遠いということは、まだまだ利上げが必要ということに繋がります。 なので、来年も利上げが続くのではないかという解釈でした。

ところが、2か月もたたない昨日「金利は中立レンジを若干下回る」と発言。 若干下回るということは、もうすぐ中立金利。 ということは、もうすぐ利上げが終了するという解釈となっているようです。

利上げが終了、、、金利が重くのしかかる企業にとっては好材料。 株価は上昇しています。 しかし、為替市場ではドル売りに繋がっています。

 

クラリダFRB副議長は、もともとハト派色の強い人でした。 なので、ハト派な内容の発言が出てきてもおかしくなかったのですが、今の「漸進的な利上げを支持」と発言。 思ったよりもハト派色は弱かった。 ドルが買われた要因です。

FOMCでは、投票で政策金利が決まります。 なので他のFRB理事や、来年の投票権を持つ地区連銀総裁の発言に注目が集まります。

 

現在の政策金利は2.25%、12月の利上げはほぼ織り込まれていて2.50%となります。

多くの中立金利は、3.0%と予想するところが多いようです。 となれば、あと2回(0.25%×2回=0.5%)の利上げで中立金利になります。

来年の利上げ回数が3回になるのか!? 2回になるのか!? 1回になるのか!? 市場は注目しています。

 

参照:ロイター通信の記事です。
https://reut.rs/2AyVDUQ

 

 

◎2019年 地区連銀投票権

「ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁」
「ローゼングレン・ボストン連銀総裁」
「エバンス・シカゴ連銀総裁」
「ブラード・セントルイス連銀総裁」
「ジョージ・カンザスシティ連銀総裁」

 

 

◎最近の投票権を持つ要人発言

 

11/15
パウエルFRB議長
「経済の状態にとても満足している」
「経済が引き続きポジティブな方向に進む正当な理由がある」
「経済界では懸念を表明しているが、FRBは通商論争での影響は今のところあまり見えていない」
FRBは両サイドの行き過ぎたリスクを真剣に見なければいけない。回復を遅れさせたり、インフレがコントロールが出来ないようになってはいけない
「バランスシートの正常化は非常に順調だが、適切な終了時期はまだ分からない」
「経済は貿易で利益を得ている、貿易は自由で公平であるべき」
「全ての米連邦公開市場委員会(FOMC)がこれからライブになる」
「(政府の)負債は新たな問題ではなく、中長期的な問題点」
「負債はFRBがコントロールするものではない」
「株式市場は気にしてるが主な焦点は実体経済」
「賃金上昇率はインフレや生産性を反映したレンジ内にある」

 

11/16
クラリダ米連邦準備理事会(FRB)副議長
FRBの正常化に向けた動きは行き過ぎでも速過ぎでもない
金利は中立水準に近づいている
今後の政策は経済データ次第
世界経済の成長鈍化傾向が見られる

エバンズ米シカゴ連銀総裁
「経済は良好」
「今年のGDP成長率見通しは3.25%前後。トレンドを上回る
経済見通しを考えると、政策金利は3.25%まで引き上げることが合理的
「インフレ率は2.5%まで上昇しても驚かない」
「世界経済の鈍化を懸念している人々がいるが、それが経済データに基づくかは不明」
この先6カ月の経済指標がとても重要になる

 

11/27
エバンス米シカゴ連銀総裁
政策スタンスを中立にする時期
「米経済データは経済の強さを示している」

クラリダ米連邦準備理事会(FRB)副議長
「米経済は強健。労働市場は健全」
漸進的な利上げを支持
中立金利は不透明
「インフレが目標を上回れば政策を調整する」

 

11/28
パウエルFRB議長
「政策に規定路線はない」
金利は中立レンジを若干下回る
「利上げの影響は不確実。顕在化に1年以上かかる可能性」
政策金利は歴史的標準と比べてまだ低い

 

 

 

 

 

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