ドル高が進む中でADP雇用統計に注目! 「6月2日の注目点とイベントスケジュール」

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2022年6月2日

ドル高が進む中でADP雇用統計に注目! 「6月2日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日はドル買いが進み、ドル円は久しぶりに130円台を回復しています。

ISM製造業景況指数は予想以上の結果となり、米経済の底堅さが示される結果となりました。

 

カナダ中銀は市場予想通り0.5%の利上げを発表し、現行の1.0%から1.5%に引き上げられました。

また、声明文では次回0.5%の利上げを示唆する内容となっており、発表後のカナダドルは上昇しています。

 

本日は英国が休場のため夕方英欧市場は閑散とするのではないかと思っています。

目次

◎本日の注目点

 

1)ADP雇用統計

 

昨日、予想以上のISM製造業景況指数が発表され、ドル買いが強くなっています。

本日発表のADP雇用統計が予想以上の結果となれば、ドル買い加速の要因となるのではないかと思います。

 

また、指標結果を受けて要人発言がどのように変化するかにも注目しておきたいと思います。

6月に入り、QT(資産縮小)もスタートしており、今後の利上げペースや年内利上げ幅、何%まで利上げを続けるつもりなのかなど、発言内容に注目です。

 

 

 

2)欧州要人発言

 

ECBが7月に利上げを開始することが織り込まれている中で、7∼9月期でマイナス金利解除し年内でプラス金利に利上げするのではないかとの観測が高まってきています。

今まで売られていたユーロに買いが入ることで、今まで変われていた米ドルから資金が流れ、米ドルにまで影響が出ています。

ECBの利上げに大きく影響するものの一つとして物価状況があります。

世界的な物価上昇は欧州でも問題となっており、今週発表されたドイツやフランス、ユーロ圏のHICP(消費者物価指数)が予想を上回っており、タカ派な発言が出てくるのではないかと注目しています。

要人発言からタカ派発言が続き、利上げ観測が進むようであればユーロ買いが加速すると思うので発言内容にも注目しておきたいと思います。

 

 

 

3)OPECプラス閣僚級会合

 

本日はOPECプラス閣僚級会合が開催される予定です。

一部ではOPECプラスからロシアを外すとの話も出ており、OPECプラスからロシアが外れた場合は増産計画などが変更される可能性があるので注目。

原油価格にも影響する可能性があるので、原油価格に注目しておきたいと思います。

 

また、本日は原油在庫量の発表もあるので、併せて原油価格に注目しておきたいと思います。

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

6月2日(木曜日)

 

英国休場(スプリング・バンク・ホリデー)

OPECプラス閣僚級会合

 

10:30 AUD 豪貿易収支

15:00 CHF スイスCPI(消費者物価指数)

15:45 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言

21:15 USD ADP雇用統計

21:30 USD 失業保険申請件数

 

 

6月3日(金曜日)

 

00:00 USD 原油在庫量

00:15 USD デコス・スペイン中銀総裁発言

02:00 USD メスター・クリーブランド連銀総裁発言

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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