2022年7月14日
ドル高は継続か!? 「7月14日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日のRBNZ理事会は市場予想通りの利上げ、声明文では引締めの終わりが見えてくるようなハト派な内容だったことから発表後はNZドル売りで反応しています。
カナダ中銀は市場予想0.75%利上げに対して、1.00%の利上げを発表し、サプライズ発表からカナダドルは急騰しました。
声明文でも追加利上げの必要性を主張しており、カナダドル買いが大きく進んでいます。
カナダ中銀が1.00%利上げを発表したことでFOMCでも1.00%利上げの可能性があるのではないかとの期待に繋がっています。
昨日発表された米CPI(消費者物価指数)は40年ぶりの水準、物価抑制を優先させるFRBは利上げ幅を広げるのではないかとの観測に繋がっています。
本日は来週のFOMC1.00%利上げを織り込む展開が続くのかに注目が集まりそうです。
目次
◎本日の注目点
1)豪雇用統計
豪州では政権交代・中国のロックダウンによる景気後退・RBAによる引き締めなど豪州経済の後退が懸念されています。
豪州の雇用状況が堅調なのか注目です。
特に労働参加率が上昇したうえで、失業率が改善しているかに注目です。
2)ドル高
昨日のCPI(消費者物価指数)を受けて、来週のFOMC利上げ幅予想が1%に進んでいます。
利上げ予想が進んだことから金利が上昇し、ドル買いが進んでいます。
本日も織り込みが進みドル買いが進むのか、それとも調整でドル高一服なのか、ドルの動きに注目です。
特に対円では24年ぶりの水準まで上昇、対ユーロではパリティ(等価)割れが意識されています。
対円や対ユーロの節目を超えると、ストップを巻き込んでドル高が進む可能性があるので注意しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
7月14日(木曜日)
10:30 AUD 豪雇用統計・失業率・労働参加率
21:30 USD 失業保険申請件数・PPI(生産者物価指数)
23:00 EUR センテノ・ポルトガル中銀総裁発言
7月15日(金曜日)
00:00 USD ウォラーFRB理事発言