2019年11月14日
パウエル議会証言2日目、要人発言に注目! ~11月14日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はニュージーランド政策金利がサプライズで据え置き。
予想は0.25%の利下げでしたが、据え置きだった為NZDが大きく買われました。
ただ、追加利下げの可能性も残ったため、買いトレンドとまではなっていないようです。
また、ポンドは英国選挙に影響、世論調査の結果で保守党が数ポイント下がったことを受けポンド下落となっています。
世論調査のポイントだけでポンドが動くようになってきています。
選挙関連ヘッドラインにも注目です。
目次
◎本日の注目点
1)パウエル議会証言と要人発言
昨日のパウエル議会証言はほぼ無風通過でした。
発言の内容は、先日のFOMC記者会見とほぼ変わりなく、想定内の内容だったと思われます。
本日も、議会証言が予定されていますが、昨日同様の反応になるのではないかと思われます。
ただ、注目度が高いだけに、何かサプライズ発言があれば大きく動くと思われるので注意はしておきたいと思います。
また、その他にも多数要人発言が予定されています。
昨日のパウエル議会証言から12月の利下げはないようなので、来年の方向性が気になるところです。
来年の投票権を持つ要人を中心に、注目しておきたいと思います。
2)米中関税と対EU自動車関税
ダウ・ジョーンズ 「米国と中国の貿易交渉は農産物の購入めぐり暗礁に乗り上げた」と報じられリスクオフに傾きました。
米国と中国の間で温度差を感じます。
第1段階合意が署名まで持っていけるのか!?
関税はどうなるのか!?
第2段階はうまくいくのか、交渉可能なのか!?
ヘッドラインに注目です。
また、米中関係に関しては、香港のデモが影響しそうになってきました。
香港デモ隊側は米国に介入を求め、米国下院議会は香港人権法案を可決しています。
当然、中国は米国の香港デモ介入を認めるとは思えませんし、許すとは思えません。
この問題が米中協議の足かせにならないかも注目しています。
3)その他リスク要因
・Brexit関連と英国総選挙の支持率
・イタリアやフランスの予算案問題
・米中関係
・香港デモ
・北朝鮮ミサイル問題
・IS(イスラム国)
・米対イラン
・欧州(NATO)対イラン
・トランプ弾劾問題
・トルコと難民問題
◎本日のイベントスケジュール
11月14日(木曜日)
08:50 JPY 国内総生産
09:30 USD ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁発言(2020年投票権)
09:30 AUD 雇用者数増減・失業率
11:00 CNY 中国鉱工業生産
16:00 EUR ドイツGDP
16:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)
17:00 EUR スペインHICP(消費者物価指数)
18:30 GBP 英小売売上高
18:45 EUR デギントスECB副総裁発言
19:00 EUR ユーロ圏雇用者数増減・GDP
19:30 USD クウォールズFRB副議長発言
20:00 EUR レーンECB専務理事発言
23:00 EUR クノット・オランダ中銀総裁発言
23:00 USD クラリダFRB副議長発言
23:10 USD エバンス・シカゴ連銀総裁発言発言(2019年投票権)
11月15日(金曜日)
00:00 USD パウエルFRB議長議会証言
01:00 USD 原油在庫量
01:45 USD デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言
02:00 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
02:20 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言(2019年投票権)
02:30 CHF メクラーSNB理事発言
03:00 USD カプラン・ダラス連銀総裁発言(2020年投票権)
04:00 MXN メキシコ政策金利発表
06:30 NZD NZ製造業PMI