2022年1月11日
パウエルFRB議長の公聴会に注目! 「1月11日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はウクライナ情勢を巡る米ロ会談を警戒してリスクオフに傾いています。
リスクオフにより円高が進み、クロス円は下落、ウクライナに関するリスクはユーロの下落要因となりユーロ安が進んでいます。
また、FRBの引き締め加速を警戒して金利が上昇、2020年1月以来約2年ぶりとなる1.8%台まで上昇しています。
金利の上昇を嫌気して株価は下落し、ダウ平均は一時590ドル下落しました。
本日もウクライナと米金利がマーケットの中心となるのではないかと考えています。
目次
◎本日の注目点
1)要人発言
昨日、米10年債利回りは2020年1月以来約2年ぶりとなる1.8064%まで上昇しています。
FRBの引き締め観測の加速を予想して金利が上昇していると思われます。
本日はパウエルFRB議長の議長就任公聴会が予定されています。
今年の景気や政策の見通しについて発言があるのではないかと注目しています。
また、今年のFOMCでの投票権を持つメスター・クリーブランド連銀総裁やジョージ・カンザスシティ連銀総裁の発言も予定されています。
金融政策の引き締めが加速するような発言が出てくれば金利が上昇し、ドル高、株安が進む可能性があるので注意しておきたいと思います。
2)リスク要因
昨日ウクライナを巡り米露協議が行われましたが、問題解決できずに終了しました。
マーケットは米ロ会談を警戒しリスクオフに傾いています。
次回会合は12日とされていますが、ロシアと欧米諸国の経済制裁を警戒してリスクを警戒する展開が続くのではないかと考えています。
本日もロシアに関するヘッドラインに注目です。
また、米金利の急な上昇による株価下落も要注意です。
米株は一時590ドル下落するなど、昨日も株価が下落しています。
米株の下落は東京や欧州市場に連鎖する可能性があり、金利上昇による株価下落リスクに繋がる可能性があります。
引き締め政策に関する発言や金利動向に要注目です。
◎本日のイベントスケジュール
1月11日(火曜日)
09:30 AUD 豪小売売上高
23:12 USD メスター・クリーブランド連銀総裁発言(22年投票権)
23:30 USD ジョージ・カンザスシティ連銀総裁発言(22年投票権)
1月12日(水曜日)
00:00 USD パウエルFRB議長発言(上院議会で議長就任公聴会)
03:00 USD 米3年債入札
06:00 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言
10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)
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