2021年2月10日
パウエルFRB議長の発言に注目! 「2月10日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は材料難の中、ドル安円高が進みました。
バイデン政権が進める追加経済対策案による経済回復期待から原油価格は上昇しており、58ドル台まで上昇しています。
本日、原油在庫量の発表で予想以上に取り崩していた場合、もう一段の上昇も考えられます。
ただ、節目となる60ドルは超えられないのではないかと思います。
目次
◎本日の注目点
1)パウエルFRB議長
パウエルFRB議長の発言が予定されており注目が集まっている。
ポイントは以下の通り。
追加経済対策案
バイデン政権による大規模1.9兆ドルの追加経済対策案についてどのような発言をするのか注目されている。
FRBによる量的緩和と政権による財政政策の両輪が上手く機能して、早期の経済回復が期待されています。
パウエルFRB議長も同様に早期の経済回復を見通しているのか、また、追加経済対策案の規模や効果についてどのように考えているのか注目です。
金利上昇
FRBが金利の上昇を放置するのかに注目が集まっている。
追加経済対策案の財源確保のため大量の赤字国債が増発されるとの見方から、米国の金利は上昇、また、大規模な追加経済対策案により、早期の経済回復期待も金利上昇の追い風となっています。
ただ、政府は大量の赤字国債を発行しているため、金利が上昇すると利払いがきつくなってきます。
なので、金利は低金利で推移してくれることを望んでいます。
FRBが金利の上昇を抑える為に米債券を買い、金利の上昇を抑える行動に出た場合は、追加の量的緩和と同じ効果になります。
本日のパウエルFRB議長の発言で、金利上昇を抑えるような発言が出てくると、追加緩和と受け止められドル安に進むのではないかと注目しています。
2)要人発言
パウエルFRB議長の発言以外でも、ECB関係者やラガルドECB総裁の発言も予定されています。
欧州でもマイナス金利の深掘り論が見え隠れしています。
マイナス金利の深掘りに前向きな発言が出てきたり、ユーロ高懸念発言が出てくるとユーロの重しとなるので要注目です。
また、英国と欧州の関係(離脱の影響など)や、イタリアの政治不安、復興基金についてなどの発言にも注目です。
3)米指標
本日は米国のCPI(消費者物価指数)や10年債の入札が予定されています。
注目は指標結果を受けて、米金利がどのように動くかです。
米金利が上昇するとドル買い、金利が下落するとドル売りに傾くと思われ注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
2月10日(水曜日)
10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)
16:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)
18:30 EUR デコス・スペイン中銀総裁発言
22:00 EUR パネッタECB専務理事発言
22:00 EUR ラガルドECB総裁発言
22:30 USD 米CPI(消費者物価指数)
2月11日(木曜日)
00:30 USD 原油在庫量
03:00 USD 米10年債入札
04:00 USD 米月次財政収支
04:00 USD パウエルFRB議長発言
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