2019年11月13日
パウエルFRB議長議会証言で動くのか!? ~11月13日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はトランプ大統領の講演会があり、トランプ砲が期待されましたが不発でした。
本日からパウエルFRB議長の議会証言が予定されています。
パウエルFRB議長の前には、米CPI(消費者物価指数)も予定されており、狭いレンジで推移しているドル円も方向性が出てくることを期待しています。
また、ポンドは昨日も選挙がらみのヘッドラインで上昇・下落と振り回されています。
本日もポンドは選挙関連のヘッドラインに注目です。
目次
◎本日の注目点
1)パウエル議会証言
今日・明日とパウエルFRB議長による議会証言が予定されています。
先日FOMCがあり、記者会見があったことを考えると内容は同じようなものになるのではないかと予想されます。
ポイントは来年の利下げ・利上げについて、どのような見通しをしているかです。
12月は据え置きが予想されており、利下げが打ち止めではないかという予想も出てきています。
個人的には、パウエルFRB議長の発言内容が、利下げ打ち止めを示唆するようならタカ派でドル買い、逆に来年も利下げの可能性が見えてくるような内容が出てきた場合はハト派でドル売りになるのではないかと思っています。
どちらにも触れないか、タカ派な内容になるのではないかと予想しています。
もう一つの懸念は、パウエルFRB議長の発言内容がタカ派であった場合、トランプ大統領が批判・牽制発言が出てこないかです。
昨日の講演でもFRB批判が出ていたので、こちらも注目です。
2)米中・米欧貿易協議
米中協議に関しては、引き続き第一段階合意署名がどうなるのか!?
第2段階は!?
関税撤廃はどうなるのか!?
知的財産などはどうなるのか!?
この辺りのヘッドライン待ちです。
米中問題に加えて、本日は対EU自動車関税について判断発表される予定となっています。
昨日までは関税判断を6か月延期するのではないかと予想されていましたが、昨日一部報道で対EU自動車関税判断を13日に発表、関税をかけるのではないかと報道されました。
欧州への自動車関税がスタートすれば、リスクオフの可能性が出てきます。
延期か関税スタートが、本日の発表に注目です。
3)RBNZ政策金利発表
本日のRBNZでは利下げが予想されています。
ただ、確率としては7~8割といったところではないかと思います。
昨日午前にNZDは利下げ織り込みを拡大させて下落しています。
利下げされた場合は、声明文と記者会見で継続利下げについてどのように見通しているのか注目。
据え置きであった場合は、次回利下げについて注目です。
どちらにしても、織り込み度合いが完全ではないと思われるため荒れそうな気がします。
◎本日のイベントスケジュール
11月13日(水曜日)
米トルコ首脳会談(ワシントン)
米議会でトランプ大統領弾劾調査公聴会
USTR対EU自動車関税について発表予定
08:00 USD カシュカリ・ミネアポリス連銀(2020年投票権)
08:30 AUD Westpac消費者信頼感指数
10:00 NZD RBNZ政策金利・声明文発表
11:00 NZD オアRBNZ総裁記者会見
16:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)
17:30 SEK スウェーデンCPI(消費者物価指数)
18:30 GBP 英CPI(消費者物価指数)
22:30 USD 米CPI(消費者物価指数)
11月14日(木曜日)
01:00 USD パウエルFRB議長議会証言
03:30 USD カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言(2020年投票権)
04:10 NZD オアRBNZ総裁発言
08:50 JPY 国内総生産
09:30 AUD 雇用者数増減・失業率