2022年2月4日
ボラティリティが高いマーケットで雇用統計発表! 「2月4日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日の英中銀は0.25%の利上げを発表、同時にQT(資産縮小)に着手することを決定、ポンド買いが進みました。
利上げ票に関しても9人中4人が0.5%の利上げ票を投じたこともポンド買いに繋がっています。
ただ、ベイリーBOE総裁の記者会見では思ったよりもハト派な内容となり、ポンドは往って来いで元の水準に戻しています。
ECB理事会では据え置きが発表されました。
記者会見ではラガルドECB総裁のタカ派発言が目立ち、年内利上げの可能性についての質問に否定しなかったことから利上げ観測が進みユーロが高騰。
欧州各国の金利が上昇しています。
本日は注目の雇用統計です。
ボラティリティが高くなっているマーケットで、雇用統計でどこまで動くのか注目です。
目次
◎本日の注目点
1)雇用統計
NFP雇用統計
先日発表されたADP雇用統計が予想を大きく下回りマイナス30.1万という結果となったことから、本日発表の雇用統計も悪化するのではないかと注目が集まっています。
予想は15万人ですが、ADP雇用統計と同様ならマイナス圏に低下するのではないかと注目。
オミクロン株の影響と言われていますが、本当にマイナス圏に低下するほど悪化するのか注目しています。
また、最大の注目点は平均時給です。
物価高の要因となっている人件費高騰がどこまで進んでいるのか注目です。
オミクロン株の影響で雇用が低下しているのであれば、人件費である平均時給にも影響しているのではないかと思われます。
予想を上回るのか、下回るのか、平均時給に注目です。
雇用統計の結果を受けて、利上げ観測に変化があるのか、米金利(2年債)に注目です。
米金利が上昇するようであれば株価下落に繋がる可能性があります。
カナダ雇用統計
カナダでは高いインフレ率から中銀が利上げに動くのではないかと注目されています。
1月の金融政策発表で利上げの期待もありました。
本日発表の雇用統計で強い雇用が示されれば、次回3月の政策発表で利上げの可能性が高まるのではないかと注目しています。
2)リスク要因
Facebookの決算が予想を下回ったことで株価下落、米国に続き欧州や英国の引き締めによる株価下落、株価下落からリスクオフに傾いています。
本日の雇用統計から引き締めリスクに繋がり、株価下落に繋がるかもしれません。
雇用状況の悪化から株価下落するかもしれません。
株価に注目したいと思います。
昨日の日本10年債利回りは1.9%を超えてきました。
日銀のYCC(イールドカーブ・コントロール)ターゲット上限は0.2%だと思われます。
指値オペの可能性があるのか注目です。
ウクライナ情勢に関しても緊迫感が高まっています。
週末に制裁発動などに繋がる可能性があるので注意しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
2月4日(金曜日)
中国市場休場(旧正月)
北京冬季五輪開催
09:30 AUD RBA四半期金融政策報告
17:00 GBP ベイリーBOE総裁発言
18:30 GBP 英建設業PMI
19:00 GBP ユーロ圏小売売上高
21:15 GBP ブロードベントBOE副総裁、ピルBOE外部理事発言
22:30 USD NFP雇用統計・失業率・平均時給
22:30 CAD カナダ雇用統計・失業率
2月5日(土曜日)
00:00 CAD IveyPMI
01:00 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
岡ちゃんマンおススメ分析ツール
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