2018年8月30日
ポンド・加ドルの上昇と豪ドルの下落! ~2018年8月30日の注目点と見通し~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
◎今日の注目イベント
8/30(木曜日)
トルコ休日(戦勝記念日)
10:30 AUD 建設許可件数
15:00 NOK ノルウェー小売売上高
16:00 EUR スペインCPI(消費者物価指数)
16:55 EUR ドイツ失業率
18:00 EUR 消費者信頼感
21:00 EUR ドイツCPI(消費者物価指数)
21:30 USD PCEデフレーター
21:30 CAD カナダGDP
8/31(金曜日)
08:01 GBP 消費者信頼感指数
10:00 CNY 中国 製造業PMI
◎今日の注目点と見通し
1)昨日のポンド急騰が継続するのか!?
昨日N.Y.時間でポンドは急騰! 要人発言をきっかけに、ポンド円で200pips近く上昇しています。 しかも行って来いの多いポンドで半日近く上昇を続けています。 さすがに、ここまで上昇するとトレンドが変わったように感じます。 ただ、飛び乗ると怖いような気もします。 今日のポンドの動きと要人発言に注目したいと思います。 ポンド上昇の背景等は以下にまとめています。 参照ください。
ポンド急騰!! バルニエBrexit交渉官の発言とポンド上昇の背景解説
2)豪ドルの下落
豪ドルは、対ドルで1年半ぶりの安値まで下落。 昨日も一時豪ドルが急落しました。 しかも下落の背景は、大手銀行の住宅ローンの利上げでした。 日本で言えば、三菱UFJや住友、みずほ、JAといったところでしょうか!? 中央銀行の利上げではないのに、豪ドルは下落しています。 また米中問題もあるので、豪ドルは注目です。 銀行の利上げ問題や政権問題は以下にまとめています。 参照ください。
3)カナダGDPとNAFTA再交渉
ポンドの急騰で霞んでいますが、カナダドルは順調に上昇を続けています。 昨日もNAFTA再交渉について、ポジティブな発言も多く聞こえてきます。 31日には交渉合意出来るのではないかとの発言も。 カナダドルは対円で三角持ち合いを、上にブレイクしたのではないかと思います。 今日は利上げ判断に大きく影響するGDPが発表されます。 GDPでよい結果が出るようであれば、追加利上げも近づいてくるのではないかと思います。 追加利上げとなれば、まだ上昇余地は残っていると思います。 カナダドルの上昇とNAFTAについては以下を参照ください。
4)トルコリラの下落
最近、目が離せないのがトルコをはじめとする新興国通貨! 昨日も下落を続け、リラ円は17円台前半。 このままいくと今日にも16円台に突入するのではないかと思えます。 16円台・・・15円台・・・と下落を続けていくと、欧州や他国まで影響していきます。 特にスペイン、イタリアの財政や、ドイツをはじめEUの難民問題にも影響していきます。 本日もトルコリラの下落から目が離せません。 トルコに関する記事を以下に貼っておきます。
トルコリラ暴落! 2018年8月10日トルコショック⁉まとめ
続・トルコショックまとめ。トルコだけの問題では済まないトルコ問題!!
5)ユーロの上昇と転換点
EUR/USDは大きく下落したところから反転、急上昇。 なかなか上抜け出来ないレジスタンスライン ”1.1750” で止まっています。 このラインを抜けるのか!? また、反落orレンジ入りなのか注目しています。 ユーロに関して以下にまとめています。
6)月末要因、五十日要因
本日は30日で、月末・五十日要因に気を付けたいと思います。 仲値・FIX・各時間の節目に気を付けたいと思います。 また、8月はドル安になりやすい、米債償還・利払いのドル売りが入りやすいと言われています。
◎保有中のポジションと戦略
CAD/JPYのLongはポジションを追加してホールドしています。
GBP/JPYのLongを検討。 発言内容の裏付けが取れればエントリーしたいともいます。 ただ、少額からのエントリーでストップはタイトにしたいと思います。
AUDはShortを検討。 通貨ペアはUSDが良いのではないかと思いますが、最近のドル安が気になります。 GBP・EURを組み合わせるときは短期~中期で考えたいと思います。
◎昨日の記録室
昨日の要人発言
フリーランド加外相
「ライトハイザーUSTR代表と建設的な協議ができた」
「メキシコが労働や自動車原産地規則について譲歩したことは良い
「ライトハイザーUSTR代表と良い協議ができた」
「カナダはメキシコとも良い協議ができた」
鈴木人司日銀審議委員
「きわめて緩和的な金融環境や政府支出による下支えなどを背景に
「デフレ方向に向かった場合に金融緩和で適切に対応できるようの
「どんな良薬にも副作用があるように、金融政策がどこでどのよう
「足もとの主要国の10年物国債金利の動向からみても、許容範囲
「市場の状況に応じ、ETFなどの買入れ額は上下に変動しうる」
「(副作用軽減に)例えば金利の引き上げがある」
「副作用が累積した先に顕現化する可能性がある」
「変動幅の拡大は金利水準を上げる施策ではない」
バルニエ欧州連合(EU)首席交渉官
「EUは英国と将来の関係について11月に声明を出すことを検討
「我々は英国に他の国とは違ったパートナーシップを提供する用意
トルドー加首相
「NAFTA再交渉についてトランプ米大統領が目指す31日の期
トランプ米大統領
「カナダは米国とメキシコの貿易協定に加盟するだろう」