2024年1月19日
ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)に注目! 「1月19日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は市場予想を上回る米失業保険申請件数や住宅指標を受けて米金利が上昇、米10年債利回りは一
米金利の上昇からドル買いが進みドル円も底堅く推移し148円台を維持しています。
本日はミシガン大学消費者信頼感指数の速報値や要人発言に注目、149円台に進むのか注目しています。
目次
◎本日の注目点
1)経済指標
ミシガン大学消費者信頼感指数
米国の景況感が悪化しているのか、利下げ期待に繋がる消費者信頼感指数に注目です。
今回は速報値なので市場予想と結果が乖離する可能性が高く、大きな値動きに繋がる可能性があるので要注目です。
また、同時に発表される期待インフレ率、特に1年先の期待インフレ率に注目しておきたいと思います。
2)要人発言
米FRB
FRBは昨年12月末の時点で24年の利下げ回数が5~6回を織り込まれています。
12月FOMCのドットチャートでは、24年の利下げ予想が3回だったことを考えると、織り込みが過ぎているように思います。
年あけて雇用統計やCPI(消費者物価指数)の結果を受けて3月FOMCでの利下げ確率が7割程度となっています。
米国の連休明けである火曜日には、ハト派と思われていたウォラーFRB理事がタカ派発言をしたことで利下げ確率は6割程度まで低下しています。
今週は重要指標が少ないので利下げに関する発言で利下げ確率に変化が出てくるのか注目です。
欧州ECB
ECBはFRBよりも先に利下げに踏み切るのではないかと注目されています。
ECBが早期利下げ期待が高まればユーロ売りドル買いが進み、他通貨に対してもドル買いが進むのではないかと注目しています。
今週はECB理事会メンバーの要人発言が多数予定されており、特にラガルドECB総裁の発言に注目しておきたいと思います。
英中銀
英国は高い物価と景気悪化でスタグフレーションが懸念されています。
英中銀MPCメンバーは高い金利を維持するためタカ派発言を続けています。
タカ派からハト派の内容に発言内容が変わってくると一気に利下げを織り込み、ポンド売りが進むのではないかと思います。
また、今週は英国の重要指標が多数予定されているので、英指標の結果を受けて発言に変化が出てこないかにも注目しておきたいと思います。
日銀
日銀は昨年12月にマイナス金利解除の期待が高まり円買いが進みました。
ただ、正月の能登地震の影響で日銀がマイナス金利の解除を先延ばしするのではないかとの観測から円売りが進んでいます。
一部報道では日銀が物価見通しを下方修正するのではないかと報じられたことで円安が進む場面がありました。
今週は日本のCPI(消費者物価指数)が予定されているので、CPI(消費者物価指数)の結果や物価見通しに関する発言に注目しておきたいと思います。
3月や4月の日銀金融政策決定会合でマイナス金利解除に踏み切るのか、それとも先延ばしするのか、マイナス金利解除に関する発言にも注目です。
◎本日のイベントスケジュール
1月19日(金曜日)
世界経済フォーラム(ダボス会議)
16:00 GBP 英小売売上高
19:00 EUR ラガルドECB総裁発言
22:30 CAD カナダ小売売上高
1月20日(土曜日)
00:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)・期待インフレ率、中古住宅販売戸数
03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
03:00 USD バーFRB副議長発言
06:15 USD デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言