2022年7月7日
ユーロは続落??ECB理事会議事要旨に注目! 「7月7日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日も一昨日に続き、欧州市場に入るとユーロ売りが加速。
欧州のエネルギー価格の上昇から、欧州のスタグフレーション懸念でユーロが売られ、ユーロドルは一時1.0162ドルと2002年12月以来お
FOMC議事要旨は0.75%利上げの可能性を示唆する内容でしたが、目新しい内容が出てこなかったことから為替市場の反応は限定的。
本日はECB理事会議事要旨やスタグフレーション懸念から、ユーロの下落が続くのか注目しています。
目次
◎本日の注目点
1)リスク要因
英政治リスク
一昨日に続き、昨日もジョンソン政権閣僚(フリアー英輸出担当相)が辞任する意向を表明するなど、ジョンソン政権の崩壊が近づいています。
英BBCの報道では、複数の閣僚がジョンソン首相に辞任
英国の政治リスクによりポンドの上値が重くなるのではないかと注目しています。
本日も英政治(ジョンソン政権)に関するヘッドラインに注意しておきたいと思います。
株安リスク
各中銀が引き締めを進めることで景気後退の可能性が高くなり、世界的に株安が進んでいます。
スタグフレーション懸念に加えて、英国の政治リスク、ロシアによる物価高などのリスクも株価の上値を抑える要因となっています。
本日は米国の指標などが予定されていて、米株暴落の可能性があり、世界的な株安、世界恐慌が意識されると大きくリスクオフに傾く可能性があるので、世界の株価とVIX指数には注意しておきたいと思います。
2)ECB理事会議事要旨
6月のECB理事会でAPP(資産購入プログラム)を終了し、7月の理事会で利上げを進めることがメインシナリオとなっています。
注目は利上げ幅が0.25%なのか、それとも0.5%なのかです。
議事要旨から7月利上げ幅についてのヒントがないかに注目です。
◎本日のイベントスケジュール
7月7日(木曜日)
20カ国・地域(G20)外相会合(インドネシア・バリ島、8
18:45 EUR レーンECB専務理事主席エコノミスト発言
20:00 MXN メキシコCPI(消費者物価指数)
20:30 EUR ECB理事会議事要旨
21:15 USD ADP雇用統計
21:30 USD 米貿易収支・失業保険申請件数
21:30 CAD カナダ貿易収支
22:00 GBP マンBOE外部理事発言
23:00 CAD カナダIveyPMI
23:10 EUR ストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁、センテノ・ポルトガル中銀総裁発言
7月8日(金曜日)
00:00 USD 原油在庫量
01:05 GBP ピルBOE主席エコノミスト発言
02:00 USD ウォラーFRB理事発言
02:00 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言