2020年9月11日
ユーロポンドに注目の1日! 「9月11日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はECB理事会でユーロは上昇、英国では離脱協定を一部修正する「国内市場法案」でポンドが下落し、ユーロポンドはNY市場で200pips上昇しました。
ECB理事会の結果にも驚きましたが、それ以上にポンドの下落スピードに驚きました。
英国の「国内市場法案」はEUと英国間の問題ではなく、世界から注目される問題になってきているように思えます。
目次
◎本日の注目点
1)英国「国内市場法案」
今年1月にEUと英国の間で締結した「離脱協定」を一部修正する「国内市場法案」が英国内で議論され、ジョンソン政権は「国内市場法案」は可決すると自信を持っている。
EUは国際法違反だと批判し、現在行っている離脱協議も進まず合意のないまま移行期間が終了するのではないかと懸念が広がっている。
また合意なき離脱以外にも、国際社会から英国の信頼性がなくなり、今後の世界各国との貿易協定を結ぶ際に影響するのではないかとの懸念が出てきています。
この2点からポンドは多くく売られています。
本日もポンドが下げ止まるのか、ポンド売りが加速するのか注目です。
2)ユーロと発言
昨日のECB理事会では、事前に報道されたように経済見通しは上方修正され、ラガルドECB総裁の記者会見で想定よりもタカ派だったことからユーロは上昇しました。
特に注目されたことが、声明文でユーロ高に関する文言がなかったことと、ユーロ高について過敏に反応しないなど、ユーロ高懸念について発言があると期待していただけに驚きでした。
ただ昨日は声明文とラガルドECB総裁だけなので、本日はECB関係者の発言が多数予定されているので、否定的な発言が出てこないか注目です。
また、発言を受けてユーロがどのように反応するのかも要注目です。
◎本日のイベントスケジュール
9月11日(金曜日)
ユーロ圏財務相会合(12日まで)
15:00 GBP 英GDP
15:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)
16:00 EUR スペインHICP(消費者物価指数)
17:00 EUR バイトマン・ドイツ連銀総裁、ビルロワ・フランス中銀発言
17:50 EUR シュナーベルECB専務理事発言
18:30 EUR ラガルドECB総裁発言
18:45 EUR メルシュECB専務理事発言
21:00 EUR レーンECB専務理事発言
21:30 USD 米CPI(消費者物価指数)
9月12日(土曜日)
EU財務相会合
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
03:00 USD 米月次財政収支
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