2022年2月7日
ラガルドECB総裁は火消し発言か?タカ発言か? 「2月7日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
先週金曜の雇用統計はサプライズ、予想を大きく上回っただけでなく前回・前々回の雇用者数も上方修正されました。
強い雇用状況からFRBの引き締め期待が高まっています。
先週の流れを引き継いで金利が上昇、ドル買いが継続するのか注目です。
本日は重要指標が少ないので発言やリスク要因に注目したいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)リスク要因
ウクライナ情勢を巡るリスク要因をどこまで意識されるか注目です。
米国はウクライナに米軍を派遣し、ホワイトハウスはロシアの進軍は早ければ明日にでも開始されると発表しています。
フランスのマクロン大統領はロシアを訪問する予定です。
ヘッドラインでどのような内容が出てくるのか、マーケットがどこまで意識するのかに注目です。
2)要人発言
本日はラガルドECB総裁の発言が予定されています。
先週から注目のユーロ上昇は、ECB理事会の記者会見でハト派と思われたラガルドECB総裁がタカ派発言したことが要因となっています。
本日のラガルドECB総裁の発言が記者会見の時と変わらずタカ派なのか、それとも火消し発言が出てくるのか注目です。
火消し発言が出てくるようだとユーロ買いは一旦後退する可能性があるので注意したいと思います。
3)金利
先週末の雇用統計で米金利は上昇、ドル買いが進みました。
欧州でも金利が上昇してユーロ買いが進んでいます。
日本の金利もやや上昇し、日銀のYCC(イールドカーブ・コントロール)ターゲット上限である0.2%に届きそうになっています。
米金利や欧州の金利が上昇を続けるのか、日銀が指値オペを実施するのか、日米欧の金利の動きに注目です。
◎本日のイベントスケジュール
2月7日(月曜日)
10:45 CNY 財新サービス業PMI
2月8日(火曜日)
00:45 EUR ラガルドECB総裁発言
05:00 USD 米消費者信用残高
11:15 NZD オアRBNZ総裁発言