リスクオンの流れはいつまで続く? 「8月13日の注目点とイベントスケジュール」

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2020年8月13日

リスクオンの流れはいつまで続く? 「8月13日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日もリスクオンの流れが継続。

日米欧株価は堅調に推移し、金価格は下落、銀価格に関してはストップ安が出るほどの下落となっています。

 

ニュージーランドでは金融政策が発表され、政策金利は据え置きでしたが、量的緩和の拡大を発表、マイナス金利の可能性・追加緩和の可能性にも言及しました。

オアRBNZ総裁の記者会見では、終始ハト派姿勢のように感じられNZドル高懸念を感じている模様。

さらなる緩和の可能性を感じさせる内容でした。

先日102日ぶりにコロナ市中感染を確認と発表され、一部外出規制を発表していることから、ニュージーランドでは追加緩和が本格化するかもしれないと感じています。

 

目次

◎本日の注目点

 

1)リスクオン・オフ

 

リスクオン相場が続き、金価格は続落、株価は上昇してます。

コロナ危機の後退、ワクチンへの期待感からリスクオンの流れが出来ていると思われます。

 

ただ、足元ではリスクオフ要因もあり、どこでリスクオフの流れに変わるかわかりません。

流れを変える要因が何になるのか、リスクオフ要因に要注意です。

 

・米議会と米政権との追加経済対策の遅れ

・米中合意による貿易協定(貿易量)

・TikTokやWeChatなど通信業の締め付け

・中国企業の米株式市場からの締め出し

・米厚生長官による台湾訪問

・米中領事館の閉鎖

・米中高官に対する資産凍結

・香港の優遇関税停止

・中国人に対するビザ発給の規制

・中国が保有する米国債売却

・香港ドルペッグ制の停止

・尖閣問題

・豪、NZ、欧などでコロナ第2波懸念

・トルコ安危機

・新興国通貨危機

 

これだけ、リスクオフ要因が揃っているにも拘らず、リスクオンの流れが続いていることに違和感を感じます。

どこかで転換するのではないかと注目しています。

 

 

 

2)米追加経済対策

 

米国の経済対策、失業者に対する補償などは、トランプ大統領が大統領令にサインしたことで一時しのぎ出来ている状況です。

ただ、その時間稼ぎが出来たために、民主党と共和党、政権で話し合いが難航している状況で前に進みません。

この状況が進むのか、そこかのタイミングでどちらかが妥協し、合意に向けて進むのかに注目。

合意の話が出てきて、株価上昇やリスクオンに傾くかにも注目です。

 

最近の株価上昇は、追加経済対策の合意を先取りして織り込んだ上昇ではないかとの見方があります。

合意の話が出てきて株価が上昇しない場合、Sell The Factの可能性があるので要注意です。

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

8月13日(木曜日)

 

10:30 AUD 豪雇用者数・失業率

15:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)

16:00 EUR スペインHICP(消費者物価指数)

21:30 USD 新規失業保険申請件数

 

 

8月14日(金曜日)

 

00:00 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言

03:00 MXN メキシコ政策金利発表

04:00 USD ブレイナードFRB理事発言

 

 

 

 

 

 

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