2020年7月9日
リスクオン相場は本日も続くのか!? 「7月9日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日、英国では追加の経済対策が発表され、経済対策の期待感からポンドが大きく買われました。
中でも目玉は日本の消費税にあたる付加価値税を20%から5%に減税、一定期間15%の減税をするというものです。
15%の減税ということで、消費が進むのではないかと期待されています。
英国やドイツなど消費税・付加価値税の減税は世界的な流れとなっている中、日本は6月末でキャッシュレスポイントが終了し、7月から実質的に10%への消費増税が始まってしまいました。
このコロナ禍で消費増税したのは原油安で苦しんでいるサウジアラビアと日本だけとの報道がありました。
日本のGDPで大きな割合を占める消費は大丈夫なのか気になります。
目次
◎本日の注目点
1)ユーロ圏財務相会合
コロナ復興基金を夏休み前までに成立させたいとメルケル首相が言っていたことから、本日のユーロ圏財務相会合で何らかの進展があるのではないかと期待されています。
期待感が高まっていることから、何も進展しない状況だと失望感が出てくるのではないかと警戒しています。
2)リスクオン相場
昨日もナスダックは最高値を更新。
VIX指数(恐怖指数)は30を明確に割り込んで、リスクオン相場に傾いています。
ただ、米中関係などリスクオフ要因もあり、いつまでリスクオン相場が続くか要注目です。
中でも、昨日からよく話題にあがるのが香港ドルとのドルペッグ制の廃止です。
どの報道でも、米国にダメージが大きいので可能性は低いと言われていますが、実際にドルペッグ制を廃止するよりも期待感が高まるかどうかで、このまま報道が過熱してくると噂で動く人たちがいることです。
噂だけで相場が動き、リスクオフに傾くことがあるので、ドルペッグ制の廃止に関する報道には注視しておきたいと思います。
また、リスクオン相場のけん引役となっているナスダック市場や上海総合などは、バブル感が出ており調整下落によるリスクオンの巻き戻しも懸念されます。
◎本日のイベントスケジュール
7月9日(木曜日)
ユーロ圏財務相会合
01:15 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言
10:00 NZD NZ企業景況感指数
10:00 JPY 黒田日銀総裁発言
10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)
14:00 JPY さくらレポート(日銀地域経済報告)
19:00 EUR デコス・スペイン中銀総裁発言
20:00 MXN メキシコCPI(消費者物価指数)
21:15 CAD カナダ住宅着工件数
21:30 USD 新規失業保険申請件数
7月10日(金曜日)
00:00 MXN メキシコ金融政策決定会合議事録
01:00 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言
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