2019年12月17日
リスクオン相場は継続するのか!? 「12月17日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は各国で各PMIが発表されました。
欧州・英国・米国ともに予想を下回り、世界的に景気不安が出てきています。
今まで注目を集めていた英国総選挙や米中協議などビックイベントが終了したことで経済指標に注目が集まっているのか、ビックイベントが終了したことで年内の取引を終了した人たちが多いのが影響したのか、欧州の経済指標発表時の値動きがドル円まで影響しています。
年末に向けて、取引量が減っていくと思われ、経済指標の影響が他通貨まで出てくるのではないかと思います。
目次
◎本日の注目点
1)リスクオン・リスクオフ
ビックイベント(英国総選挙・FOMC・ECB理事会・米中合意)が通過したことで見通しやすくなり、マーケットはリスクオンに傾いていると思われます。
本日もこの流れを引き継げるか、リスクオフ要因が出てこないか、ヘッドラインに注目です。
特に注目のリスクオフ要因は、トランプ弾劾問題・米トルコ関係・米中関係・欧州景気後退・北朝鮮ミサイルなどで、いつヘッドラインが出てきてもおかしくないと思っています。
また昨日は薄商いなのか、欧州指標の発表がドル円にまで影響していました。
この状況でリスクオフ要因のヘッドラインが出てきた場合、大きく動く可能性があるので注意しておきたいと思います。
2)英雇用統計
昨日の英国PMIは予想を下回り弱い結果となりました。
Brexitを控えて、消費が落ち込んでいることと、ポンド安の恩恵が薄れたことで輸出企業に影響が出てきているのではないかと思います。
本日は英国で雇用者数・失業率・平均賃金の発表があります。
選挙も終わり、保守党が過半数議席を獲得し、離脱への見通しがたったことで、次は離脱後の英国経済に注目が移ると思っています。
昨日のPMIに続き、本日の雇用統計が弱い結果になれば、保守党勝利・1月末での離脱で楽観的なポンドに水を差すような気がします。
英国の雇用統計注目です。
3)RBA理事会議事要旨
Westpac銀行などの大手銀行は、RBAが来年追加の緩和策をとると予想しています。
RBAがどの程度緩和的なのか、この先の見通しをどのように見ているのか注目です。
◎本日のイベントスケジュール
12月17日(火曜日)
08:30 USD カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言
09:00 NZD NBNZ企業景況感指数
09:30 AUD RBA理事会議事要旨
18:00 EUR レーン・フィンランド中銀総裁
18:30 GBP 英雇用者数増減・失業率・平均賃金
21:00 EUR カジミール・スロバキア中銀総裁発言
22:00 USD カプラン・ダラス連銀総裁発言
22:30 EUR レーンECB専務理事発言
22:30 USD 米建築許可件数
12月18日(水曜日)
02:30 USD ローゼングレン・ボストン連銀総裁、ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
04:15 GBP カーニーBOE総裁発言
06:45 NZD 経常収支
08:50 JPY 貿易収支