リスク相場のなか、カナダCPI(消費者物価指数)に注目! 「3月21日の注目点とイベントスケジュール」

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2023年3月21日

リスク相場のなか、カナダCPI(消費者物価指数)に注目! 「3月21日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

週末にスイス金融大手UBSがクレディスイスを買収すると報道されたこと、主要6中銀が米ドル資金供給の拡充で協調するとの報道もあり、リスクオフは後退しユーロ円は一時141.85(ウェリントン市場)まで上昇しました。

 

ただ、クレディスイスを買収したUBSの株価は大きく下落し、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズが格付け見通しを「ネガティブ」に変更、買収されたクレディスイスの劣後債・AT1債が無価値になったことなどを受けて金融不安が広がり、再度リスクオフが進んでいます。

 

本日もリスクオフが進むのか、それとも落ち着くのかを中心としたマーケットになるのではないかと思っています。

目次

◎本日の注目点

 

1)経済指標

 

カナダCPI(消費者物価指数)

カナダ中銀は利上げを停止しています。

今回発表のCPI(消費者物価指数)が予想通りインフレが鈍化しているようであればカナダ中銀は様子見、予想を上回るインフレが確認できた場合は追加利上げの可能性に繋がるのではないかと注目しています。

追加利上げの可能性が出てくればカナダドル買いに繋がるのではないかと思っています。

 

 

 

2)リスク要因

 

SVB破綻に始まり、世界的な銀行・金融不安につながっています。

もともと問題を抱えていたクレディスイスはUBSに買収という形で、スイス国立銀行の融資を受けることになりました。

主要6中銀(FRB・ECB・日銀・英中銀・カナダ中銀・スイス国立銀行)は4月末まで金融システム保護のため、協調オペを発表しています。

このことで銀行・金融不安が落ち着きを取り戻して一時リスクオフが後退しましたが、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がスイス金融大手UBSの格付け見通しを「ネガティブ」に変更。

また、クレディスイスの劣後債・AT1債が無価値になったことで再度リスクオフが大きく進んでいます。

世界的な金融不安が今後どのように進んでいくのか、リスクオフが進むのか、後退するのか注目です。

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

3月21日(火曜日)

 

東京市場休場(春分の日)

 

09:30 AUD RBA理事会議事要旨

19:00 EUR ドイツ・ユーロ圏ZEW景況感指数

21:30 CAD カナダCPI(消費者物価指数)

21:30 EUR ラガルドECB総裁、ビルロワ・フランス中銀総裁発言

23:00 USD 米中古住宅販売戸数

 

 

3月22日(水曜日)

 

02:00 USD 米20年債入札

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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