2023年10月10日
リスク要因と要人発言に注目! 「10月10日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はイスラエルとパレスチナ自治区ガザを実効支配す
中東情勢の悪化は原油価格と金価格の上昇にもつながっています。
また、昨日はジェファー
本日は重要指標は少なく、週後半にCPI(消費者物価指数)を控えている中で様子見ムードが強くなるのではないかと思います。
中東情勢はじめリスク要因や要人発言による急な変動には注意しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)要人発言
FRB
FRBは9月FOMCのドットチャートで年内あと1回の追加利上げが予想されています。
そのうえで、FOMC以降に要人発言で雇用・失業率に関する発言が多くなっています。
先週は多くの雇用指標が発表され、強弱入り混じる結果となっています。
今週は物価指標であるPPI(生産者物価指数)やCPI(消費者物価指数)の発表があります。
結果を受けて、FRB要人の発言に変化があるのか注目です。
ECB
欧州では景気悪化などから利上げ終了期待が高まっています。
ECB要人から利上げ終了に関する発言が出てこないか注目です。
先週発表されたIMM通貨先物ポジションでは、ユーロ買いポジションがたまっていますが減少傾向にあります。
利上げ終了が意識されればユーロ売りが進むのではないかと思っています。
英中銀
英中銀は先日の金融政策発表で、サプライズの据え置きを選択しました。
特に英中銀のメンバーの多くが据え置きを支持していたことから、利上げ終了が意識されています。
要人発言から利上げ終了が感じられると一気に利上げ終了観測が高まり、ポンド売りが加速するのではないかと注目しています。
2)円安・介入警戒
先週の米雇用指標JOLTS求人件数が強かったことで米金利は上昇し、ドル円は150円を超え一時150.
その直後、大きな円買いが実施され、市場では円買い介入が実施されたのではないかとの観測が出ています。
財務省幹部は為替介入の有無について「ノーコメント」と回
昨日公表された日銀の当座預金残高の予想から日本当局による介入ではなかったとBloombergが報じています。
ということは、150円に達したとしても前回同様に介入が実施されない場合もあります。
本当に実弾介入が実施されるのか、レートチェックと発言のレベル感に注目しておきたいと思います。
以下、去年の口先介入時のものです。
◎本日のイベントスケジュール
10月10日(火曜日)
01:50 USD ジェファーソンFRB理事発言
05:00 GBP マンBOE外部理事
08:30 AUD 豪Westpac消費者信頼感指数
15:00 NOK ノルウェーCPI(消費者物価指数)
20:30 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言
10月11日(水曜日)
00:15 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
02:00 USD 米3年債入札
02:00 USD ウォラーFRB理事発言
04:00 USD カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言
07:00 USD デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言
09:30 AUD ケントRBA総裁補佐発言