2018年10月9日
世界的株安・長期金利高、要人発言に注目の1日! ~10月9日の戦略~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
◎保有中のポジションと戦略
EUR/USDのShortポジションはホールド中。 昨日同様”1.1550”で半分決済、”1.1600”で全決済の予定。 ”1.1460”でShortポジションを追加したいと考えています。 要人発言に注意して、内容がEUに対し譲歩したものであったり、EU側が譲歩するような内容が発表された場合は、即決済を考えています。 時間足チャートを見ると、ダブルボトムを作っているようにも見えます。 この位置で反発となると日足チャートの白色平行チャネルの下限で反発になります。 逆に下に抜けるようであれば、下値を探りに行く展開を想定しています。
AUD/USDのShortポジションはホールド中。昨日同様平行チャネルの下限に近いので、急落は望めないと想定していますが、米中関係の悪化や人民元安等を考えるとAUDを買う材料が見つかりません。 時間足チャートのフィボナッチ61.8%までの反発は想定しています。 そこを上抜けするようなら決済を検討したいと思います。
CAD/JPYのLongポジションは全決済しました。 リスクオフの流れを警戒、クロス円の下落を警戒して、一旦ポジションを閉じました。
◎本日の注目点
1)予算案を巡り対決姿勢のイタリアとEU
欧州発の金融危機の懸念が拡大しています。 昨日もイタリアのサルビーニ副首相は「ユンケル欧州委員長とモスコビシ欧州委員(経済・通貨担当)が
イタリア予算案を巡ってユーロは乱高下! 何が問題なの?を解説
2)Brexit交渉関連発言
昨日に続き、Brexitについての発言に注意です。 ネガティブ発言は反応するかわかりませんが、アイルランド国境問題が解決もしくは譲歩案が出てくれば、ポンド買いに大きく反応すると思います。 要人発言に注目したいと思います。
3)人民元安
中国は預金準備率を引き下げ。 人民元は大幅安。 対ドルで人民元安が止まりません。 今週末には米国の為替報告書が発表される予定です。 このままいけば中国も為替操作国の監視リスト入りするのではないかと思います。 また、株価も大幅安となっています。 米中戦争の激化・株安・人民元安の行方に注目です。
4)長期金利の上昇と株安
イタリアの長期金利上昇がスペインやギリシャまで影響しています。 また、米国では強い経済による長期金利の上昇。 また、世界的な金利の上昇は資金調達コストの増加に繋がります。 金利の上昇を受けて世界的な株安に繋がっています。 金利と株価の動向に注目したいと思います。
5)トルコのインフレ対策発表
トルコリラ売りは、一旦落ち着いてはいるものの、買い戻しには至っていません。 リラ安の影響でインフレ率は高騰しています。 インフレの対応策を本日発表するとの情報があります。 期待外れな内容が出てくれば、再度リラ売りに繋がる可能性が出てきます。 要注意です。
◎本日のイベントスケジュール
10/9(火曜日)
トルコ・インフレ対策発表予定
日・米3連休明け
09:30 AUD NAB企業信頼感指数
15:00 EUR ドイツ貿易収支
16:00 CZK チェコCPI(消費者物価指数)
16:00 HUF ハンガリーCPI(消費者物価指数)
21:00 USD カプラン・ダラス連銀総裁発言
21:15 CAD 住宅着工件数
22:00 MXN メキシコCPI(消費者物価指数)
22:30 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
23:00 USD エバンズ・シカゴ連銀総裁発言
23:35 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
23:35 GBP ブロードベントBOE副総裁発言
10/10(水曜日)
02:00 USD ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁発言
08:30 AUD Westpac消費者信頼感指数
週間スケジュールは以下を参照ください
要人発言に注目が集まる1週間! ~10月8日週の戦略とイベントスケジュール~
◎記録室
昨日の主要通貨強弱グラフ、株価、長期金利、要人発言を記録しています。