2022年8月5日
中国リスクと米雇用統計に注目! 「8月5日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日の英中銀(Super Thursday)は予想通り0.5%の利上げを発表。
一部では0.25%利上げの可能性も考えられていたため、発表直後はポンド買いで反応しましたが、その後の声明文やインフレーションレポートの内容からポンド売りが加速。
ベイリーBOE総裁の記者会見で「今後の会合では、あらゆる選択肢を検討する」と発言し、追加利上げの可能性を示唆したことでポンドの売りは落ち着いた。
ペロシ米下院議長は台湾から韓国を経由し来日、本日は岸田首相と会談の予定になっています。
台湾訪問に反発した中国は実弾を使った軍事演習を実施し、弾道ミサイルを発射。
弾道ミサイル5発が日本のEEZ(排他的経済水域)に着弾しています。
本日は中国リスクに加えて、注目の米雇用統計が予定されているので値動きが出てくるのではないかと期待しています。
目次
◎本日の注目点
1)雇用統計
NFP雇用統計
米国はリセッション入りとなり、景気後退が懸念されています。
今までは人手不足などもあり失業率は低下していました。
今後、失業率が悪化するなど、景気後退が雇用にまで影響が出てくるようであれば、FRBの引き締めにも影響が出てくるのではないか、株価下落に繋がるのではないかと注目しています。
逆に失業率が低下したままで平均時給が上昇しているようだと、人件費高騰から物価上昇に繋がる可能性が懸念されてFRBの引き締め加速に繋がるのではないかと注目しています。
先週のFOMCでも今後の利上げはデータ次第ということだったので、雇用統計の結果次第で利上げペースが加速しドル買いが再開する可能性に注目です。
カナダ雇用統計
カナダ中銀は予想外の大幅利上げを発表しています。
カナダの景気が順調であれば、今後もカナダ中銀は利上げを進めるのではないかと思っています。
カナダの雇用状況に注目です。
2)リスク要因
昨日、中国はペロシ米下院議長が台湾を訪問したことに反発して弾道ミサイルを発射し、日本のEEZ(排他的経済水域)に5発のミサイルが着弾した模様。
本日は岸田首相とペロシ米下院議長の会談が予定されているため、中国のさらなる反発の可能性があります。
中国がどのような行動を起こすのか、中国リスクに注目です。
◎本日のイベントスケジュール
8月5日(金曜日)
10:30 AUD RBA四半期金融政策報告
20:15 GBP ピルBOE主席エコノミスト
21:00 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁発言
21:30 USD NFP雇用統計・失業率・平均時給
21:30 CAD カナダ雇用統計・失業率
23:00 CAD カナダIveyPMI
8月6日(土曜日)
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント