2021年10月5日
中国恒大・債務上限・物価高、リスク要因に注目! 「10月5日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は中国市場は休場ですが、開いている香港市場が急落。
中国恒大集団や傘下の企業が取引停止となり、また取引停止の理由がわからないということから、不信感が高まり株価下落となりました。
また、米国では議会で債務上限問題が解決に向かわずデフォルト懸念が高まっています。
香港市場の下落から欧米市場も株価下落、デフォルト懸念も株価下落の加速要因となってダウ平均は大幅下落となりました。
OPECプラス閣僚会合で増産が期待されていましたが、今までの減産縮小ペースを維持したことで原油価格は上昇しています。
原油価格の上昇がインフレ懸念に繋がり、株価下落の要因となっています。
目次
◎本日の注目点
1)RBA理事会
注目度:やや低い
織り込み度:据え置き織り込み済み
バイアス:特になし
先月の理事会で資産買い入れ額を50億豪ドルから40億豪ドルに引き締めを始めたことから、今回は政策変更はないと予想しています。
今回の注目は声明文です。
中国恒大集団のデフォルト懸念や、中国経済の後退懸念による資源価格の下落などが、豪州経済にどこまで影響しているのか、声明文の内容に注目が集まります。
目新しい内容が出てこなければ、大きな動きに繋がらないのではないかと考えています。
2)リスク要因
中国恒大集団のデフォルト懸念、米債務上限問題、原油価格の上昇によるインフレ懸念など複数要因が重なり、株価は下落、リスクオフが進んでいます。
本日も引き続きリスクオフが継続するのではないかと注目しています。
中国恒大集団だけでなく、第二、第三の中国恒大集団が出てくるのではないかとの懸念が出ています。
また、昨日は中国恒大集団と傘下の企業が香港市場で取引中止になりリスクオフが進みました。
本日も中国関連のヘッドラインに注目。
また、米国では債務上限問題がかなり意識されるようになっています。
債務上限問題が意識されたことで株価の重しとなっていて、今後も株価の下落に繋がるのではないかと注目。
米議会で債務上限が引き上げ、もしくは適用停止が進むようであれば株価上昇に繋がると考えています。
議会の進捗状況に注目です。
◎本日のイベントスケジュール
10月5日(火曜日)
中国市場休場(国慶節)
09:30 AUD 豪小売売上高・貿易収支
12:30 AUD RBA理事会・金融政策・声明文発表
16:45 EUR イタリア総合・サービス業PMI(改定値)
16:50 EUR フランス総合・サービス業PMI(改定値)
16:55 EUR ドイツ総合・サービス業PMI(改定値)
17:00 EUR ユーロ圏総合・サービス業PMI(改定値)
17:30 GBP 英総合・サービス業PMI(改定値)
19:00 EUR ホルツマン・オーストリア中銀総裁発言
21:30 USD 米貿易収支
21:30 CAD カナダ貿易収支
22:45 USD 米総合・サービス業PMI(改定値)
23:00 USD ISM非製造業景況指数
10月6日(水曜日)
00:00 EUR ラガルドECB総裁発言
02:15 USD クウォールズFRB副議長発言
10:00 NZD RBNZ理事会・金融政策・声明文発表
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