2020年9月18日
主要中銀政策が発表され、要人発言に注目! 「9月18日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日の日銀金融政策決定会合では、予想通り全て据え置きとなりました。
記者会見では、今まで通り政府と連携し金融政策で経済を支えていくと発表し、黒田日銀総裁は人気を全うするとしています。
英中銀では、マイナス金利導入について前向きに議論されていたとして、サプライズ発表にポンド売りで反応し約100pipsの下落となりました。
ただ注目は離脱協議や国内市場法案について集まっていることから、下落は続かず下げ渋る展開となりました。
本日は日本が4連休前ということで、東京市場終了前にポジション調整の動きが出てこないかに注目です。
目次
◎本日の注目点
1)要人発言
先週はECB理事会、今週はFOMC・日銀・BOEと主要中銀の金融政策が発表され、政策内容の枠組み変更などもあり内容・解釈について要人発言に注目が集まっている。
FRBは物価目標の平均化、雇用の最大化の解釈などに注目が集まり、具体的な基準を探っている状況です。
ECBに関してはユーロ高懸念や追加緩和の可能性について意見が分かれているようで、今後の方向性に注目が集まっている。
BOEは昨日の政策発表で、マイナス金利について積極的に議論されたことが注目されている。
また、金融政策関連だけではなく、大統領選挙・米中問題・英国「国内市場法案」・英欧離脱協議関連など、リスク要因に関する発言にも注目です。
このような内容に注目が集まっていることから、関連する発言が出てきたときにマーケットが反応すると思われ要注意です。
2)離脱協定
英国の国内市場法案は着実に成立に向けて進んでいるようですが、一部報道では内容を一部修正するのではないかと噂されています。
EUは国内市場法案については反発しているものの、離脱協定については合意に向けて動いている。
金融取引・金融規制については、規制延期の方向性で話が進んでいる模様。
協議が難航していた漁業権についても、英国側が一部妥協する可能性が噂されている。
国内市場法案という時限爆弾が注目されているが、その裏で離脱協議は進んでいるようなので、時限爆弾が爆発するのか!?
それとも不発に終わり、イッキに合意に向けて話が進むのか!?
英欧ヘッドラインに注目しています。
ウルトラCで、移行期間の延長というシナリオも数%の確立であるんじゃないかと期待しています。
◎本日のイベントスケジュール
9月18日(金曜日)
15:00 GBP 英小売売上高
18:15 EUR デコス・スペイン中銀総裁発言
18:15 EUR デギントスECB副総裁発言
21:30 CAD カナダ小売売上高
23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数
23:00 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言
23:00 EUR シュナーベルECB専務理事発言
9月19日(土曜日)
01:00 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
04:00 USD カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言