2023年8月8日
今日も夏枯れ相場!? 「8月8日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は1日を通して夏枯れ相場、欧米勢が夏休みに入り取引量が低下して閑散相場となりました。
昨日早朝に発表された、日銀金融政策決定会合における主な意見でYCC(イールドカーブ・コントロール)を修正したものの超金融緩和は継続していくとの内容が確認されたことで円売りが優勢となっています。
本日も重要指標が少なく、週末にCPI(消費者物価指数)発表を控えて、夏枯れ相場が続くのではないかと思っています。
閑散とした相場の時なのでクラッシュの可能性などもあるので、基本は様子見姿勢で行こうかと思っています。
目次
◎本日の注目点
1)円売り・介入警戒
日銀はYCC(イールドカーブ・コントロール)の修正したことで金融正常化の第1歩ではないかとみられましたが、先週の日銀は臨時国債買い入れを告知するなど緩和姿勢を強調しています。
マーケットも日銀の緩和姿勢から円売りが継続されています。
日銀による国債買い入れオペが継続されるのか、円売りが進むのかに注目です。
また、このまま円売りが進んだ場合は円買い介入が警戒されます。
145円が近付いた時にどのような発言が出てくるのか、口先介入のレベルには注意しておきたいと思います。
2)季節要因
7月末の金融政策発表ラッシュを終えて、欧米は夏休みムードが強くなっています。
取引量が低下し小動きな値動きになり、何かのきっかけで急に大きな値動きになることがあります。
フラッシュクラッシュなどには注意しておきたいと思います。
また、週末は日本もお盆前でポジション調整やレパトリなど、実需の動きにも注意しておきたいと思います。
3)経済指標
貿易収支
本日は米国とカナダの貿易収支が発表されます。
貿易収支が黒字となれば通貨買い、貿易収支が赤字となれば通貨売りとなります。
ただ、この反応は実需によるものなので即効性の反応というよりは、ゆっくりとした反応になります。
貿易収支が赤字・黒字の幅が拡大傾向になるのか、長期になるのかを確認したいと思います。
拡大傾向や長期となるようであれば、通貨売りや通貨買いのトレンドになる可能性があるので確認しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
8月8日(火曜日)
09:30 AUD 豪Westpac消費者信頼感指数
15:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)(改定値)
21:15 USD ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁発言
21:30 USD 米貿易収支
21:30 CAD カナダ貿易収支
8月9日(水曜日)
10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)、PPI(生産者物価指数)