2022年8月10日
今週のヤマ場、米CPI(消費者物価指数)の発表! 「8月10日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日も、本日発表のCPI(消費者物価指数)を控えて様子見ムード。
方向感のない展開が続いています。
本日は今週のヤマ場、注目の米CPI(消費者物価指数)が発表されます。
大きな動きにならないか注目しています。
目次
◎本日の注目点
1)米CPI(消費者物価指数)
FRBは7月に0.75%利上げを実施。
ただ、9月の利上げに関して「利上げのペースはデータ次第」としながらも、0.5%の利上げの可能性に触れたことでドル売りが進んでいました。
先週の雇用統計の結果が強かったことで9月FOMCで0.75%利上げの可能性が高まっています。
今回のCPI(消費者物価指数)で予想以上の結果が出てくると、インフレ抑制のために9月FOMCの0.75%利上げ確率が高まり、前回FOMC後に売られたドルの買い戻しが出てくるのではないかと注目しています。
さらに、大幅に物価高が進んでいた場合は9月FOMCを待たずに緊急FOMCで利上げという可能性もあるので、CPI(消費者物価指数)の結果には注意しておきたいと思います。
2)リスク要因
お盆・夏休みリスク
欧米はすでに夏休みに入り取引量が低下しています。
さらに週後半は日本もお盆休みに入ることから本格的に取引量が低下するのではないかと思われます。
取引量が低下することでストップやリミットが効かず、思わぬ価格で決済されるリスクや、フラッシュクラッシュのリスクが出てくるのではないかと思っています。
取引量が低下している中で、注目度の高い米CPI(消費者物価指数)など経済指標の予定もあるので、いつも以上の値動きになる可能性もあるので注意しておきたいと思います。
中国リスク
ペロシ米下院議長の台湾訪問は、バイデン米政権の劣勢
習中国国家主席は、秋の第20回共産党大会
台湾上空を弾道ミサイルが通過し、日本のZZE(排他的経済水域)内に着弾するなど、軍事面でも強硬姿勢をとっています。
日米対中関係の悪化からリスクオフが進む可能性があるので要注意です。
取引量が低下している中でのリスクオフはクラッシュに繋がる可能性もあるので注意しておきたいと思います
◎本日のイベントスケジュール
8月10日(水曜日)
10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)
15:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)(改定値)
21:30 USD 米CPI(消費者物価指数)
23:30 USD 原油在庫量
8月11日(木曜日)
東京市場休場(山の日)
00:00 USD エバンズ・シカゴ連銀総裁発言
02:00 USD 米10年債入札
03:00 USD カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言